AMGモデル以外の先代Gクラスに狙いを定める
【先代メルセデスベンツGクラス】
・流通台数:199台
・中古車相場:250万〜2700万円
【先代GクラスのAMGモデル】
・流通台数:47台
・中古車相場:900万〜2400万円
では、最安値でも900万円ぐらいにはなるAMGモデルは無視するとして、普通の先代Gクラスの詳細を見てみよう。
まず、人気が高い“最後の特別仕様車”である「G350d Heritage Edition」と「G550 designo Magno Edition」は最安値でも1200万円ぐらいで、高いのだと1500万円ぐらい。……かなりカッコいいのだが、この価格は(筆者には)ちょっと無理だ。
ならば一部改良が行われた2016年11月以降の個体、すなわち2017年式の一般的な「G350dロング」はどうかというと、これまた低走行物件の最安値は約900万円といったところで、筆者のようなド庶民にはちょっとキツい。
ただし走行6万kmとか7万kmぐらいでもOKとするならば、車両700万〜800万円ぐらいからでも探せるようだ。
300万円台でGクラスが買えるか?
とはいえ700万〜800万円というのも正直キツいため、もう少し年式を落としてみよう。2012年8月のマイナーチェンジ以降の世代、すなわち2013年式ぐらいのG550ロングだとどうだろうか?
……これの相場もおおむね700万〜800万円といったところ。キツい。いやキツくない人もいるのだろうが、少なくとも筆者はキツいぜよ。
さらにグッと年式を落として、2001年5月のマイナーチェンジ以降の世代、つまり2001年式から2010年式ぐらいまでのG550ロングとかならどうなのか?
……ここに至ってやっと「なんとかなるかも!」という希望が生まれはじめ、具体的には「車両価格290万〜600万円ぐらい」という、まずまず現実的なゾーンに突入してくる。
ただし290万円とか300万円ちょいぐらいで狙えるのは、走行10万kmを軽く超えているG500Lか、あるいは、車両重量に対してエンジンがやや非力なG320Lが中心。
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かったるいクルマは正直避けたいし、走行10万km超が悪いとは思わないが(特に頑丈なGクラスの場合)、当たり外れはあるはずなので、整備履歴やコンディションの確認は慎重に行う必要が出てくるだろう。
また「ロングボディではないショートボディも実はかなりカッコいいし、軽いショートボディなら3.2Lエンジンでも非力とは感じないかも?」ということで、2000年代半ば頃までは販売されていたショートボディの「G320」あるいは「G500」を探してみた。
すると、ショートのことをカッコいいと思うのは皆さん同じなようで、相場は同時期のロングボディよりむしろ高かったりする。具体的には450万〜700万円といったニュアンスで、なかなかのお値段である。
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