2代目シビックタイプR 中古車相場:75万~270万円
EK9に続いて2001年から2005年まで販売された2代目のシビックタイプR、つまりEP3の場合はどうか?
こちらはEK9より流通量が少なめで、なおかつ中古車相場も安め。具体的には車両本体価格は75万〜270万円といったところで、ボリュームゾーンは150万円前後である。
ネオクラッシックなシビック タイプRのなかでは「手頃な予算で狙える世代」だとはいえるだろう。
3代目シビックタイプR 中古車相場:360万~500万円
2007年から2010年まで販売されたFD2こと3代目のシビックタイプRは、流通量が(この種のクルマとしては)なかなか豊富。
中古車相場は360万〜500万円。EK9の最高値物件である「798万円」を見た後では「おっ、意外と安いかも?」と一瞬思ってしまうが、よく考えればFD2の新車時価格は283万5000円。
それが10年以上たった今も360万〜500万円なのだから、やはり「タイプRの資産価値、恐るべし!」と言うべきか。
3代目シビックタイプRユーロ 中古車相場:80万~268万円
2代目と同じくイギリスから輸入販売されたのがシビックタイプRユーロ(FN2)。3代目シビックの欧州専売車の3ドアハッチバックボディで、エンジンはK20Z型の201ps/19.7kgmを発生する。
リーマンショックにより発売が延期され、2009年11月にようやくタイプRユーロの名で、日本国内での販売が開始された。初年度の販売は限定2010台。
2010年10月には、新たにブラック塗装のフロントメッシュグリルなどを採用した2010年モデルを限定1500台で販売した。
中古車相場は約80万~270万円と、ほかの歴代シビックタイプRと比べるとそれほど高騰しておらず、歴代シビックタイプRのなかでは2代目EP3と並んでお買い得かもしれない。
4代目シビックタイプR 中古車相場:360万~500万円
お次は2015年10月に750台のみが限定販売された4代目のシビックタイプR、つまりFK2の相場を見てみよう。
ちなみに限定販売台数だった「750台」というのは、ニュルブルクリンク北コースでルノーメガーヌR.S. 275トロフィーRの記録を打ち破った「7分50秒台のラップタイム」にちなんでいるのは有名な話である。
で、そのFK2は限定車だけあってさすがに流通量は少なめで(カーセンサーnetで全国12台)、中古車相場は360万〜500万円といったところ。
FK2の新車価格は428万円だったが、走行数百kmから数千kmレベルの中古車には軒並み「新車時価格以上」のプライス。
具体的には438万円以上のプライスボードが掲げられている。ただ、走行2万〜4万kmほどの個体は360万〜400万円付近となるようだ。
とはいえ、年式を考えればそれでも十分高値。今回販売される「リミテッドエディション」も、将来的には現在のFK2の相場と似たような水準になるのかもしれない。
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