ボルボを中古で狙うならどのモデルが買い得か? 北欧テイストで人気急上昇中!

XC40の中古車は400万円を切ってきた

若いユーザー層を狙い、フレンチブルドックをイメージしたエクステリアデザインとしたXC40。ボディサイズは全長4425×全幅1875×全高1660mm
若いユーザー層を狙い、フレンチブルドックをイメージしたエクステリアデザインとしたXC40。ボディサイズは全長4425×全幅1875×全高1660mm

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 続いて、XC90と同様に値上がり傾向を示したのは、抜群の人気を誇り、新車の納車期間が半年以上になるなど人気を誇るXC40。

 平均価格は3ヵ月前の約470万円から現在は約485万円へと値上がりしている。中古車の平均走行距離も約7000kmから今月は約5000kmまで減少している。

 しかし、流通台数は3ヵ月前の約50台から現在は約90台まで増加しており、この値上がりは走行距離の少ない高額な中古車が市場に出回ったことを示している。

 XC40の中古車価格帯は約384万~約548万円で走行距離が1万km未満の中古車が400万円を切ってきた。

 なかでもT4モメンタムの2WD車のお買い得感は高くなっているので注目だ。そのうえ中古車ならば、すぐに納車できるのも魅力の一つだ。

XC70も値上がり傾向が目立つ

2007年10月から2017年まで販売されたV70のクロスカントリーモデル、XC70
2007年10月から2017年まで販売されたV70のクロスカントリーモデル、XC70

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 現行モデル以外でも値上がりが目立つ車種がある。それは、ミドルサイズのV70をベースとしたクロスオーバーSUVのXC70だ。

 中古車の流通台数が約25台と少ないこともあるが、平均走行距離は約6万5000km付近を小幅に上下しているにもかかわらず、平均価格は3ヵ月前の約140万円から約206万円へと高騰した。

約30年以上前の240ワゴンが100万円以上で流通

セダンは空飛ぶレンガと呼ばれGT選手権で活躍。1970年代からほとんど変わらない四角いボディが人気の秘密
セダンは空飛ぶレンガと呼ばれGT選手権で活躍。1970年代からほとんど変わらない四角いボディが人気の秘密

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 また、クラシックボルボとして人気の高い240ワゴンも値上がり傾向だ。こちらも流通台数が約34台と少ないこともあるが、平均価格は3ヵ月前の約122万円から現在は約145万円まで上昇。

 平均走行距離が約19万kmから約17万8000kmへと短くなっていることが影響していると思われるが、約30年前近いクルマながら100万円以上の相場となっているのは、240ワゴンの根強い人気の表れである。

値落ちが進み割安感の高いXC60

2017年10月に日本導入となったXC60。ボディサイズは全長4690×全幅1900×全高1660mm
2017年10月に日本導入となったXC60。ボディサイズは全長4690×全幅1900×全高1660mm

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 それではここからは値落ちしていて狙い目のボルボ車をピックアップしていきたい。最初に取り上げるのは2017年10月に導入され、2017~2018日本カー・オブ・ザ・イヤーのイヤカーに輝いたミドルサイズSUVのXC60だ。

 中古車の流通台数は3ヵ月前の約180台から現在は約150台へと減少傾向となっているのは懸念材料だが、中古車の平均走行距離3ヵ月前の約1.1万kmから現在は約1.9万kmまで延びている。

 その結果、平均価格は約542万円だった3ヵ月前から現在は約536万円へと6万円の値落ち幅を記録している。

 現行型XC60の中古車の価格帯は、約395万~約777万円。新車価格が634万~944万円なので、割安感は十分高い。

 中古車のグレード構成はすでに絶版となっているガソリンエンジン車の上級グレードであるT5 AWDインスクリプションが約48台で最も多く、価格帯は約398万~約629万円。

 続いてはディーゼルターボエンジンを搭載した上級グレードのD4 AWDインスクリプション。約44台となり、価格帯は439万~約698万円で、T5インスクリプションとの価格差は新車時より広がっている。

 そして3番目がT5 AWDモメンタムの約26台で、価格帯は約395万~約526万円となっており、T5系の値落ちが目立っている。XC60の中古車の狙い目はガソリン車のT5系で上級グレードのインスプクリプションだ。

次ページは : V90クロスカントリーも値落ち幅が大きい

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