三菱i-MiEV/わずかに値上がり
それでは、主要EVの中古車相場について見ていきたい。まずは生産終了の噂が流れている三菱i-MiEVからだ。
現在は小型車サイズとなっているが、i-MiEVの中古車は2009年~2018年まで販売された軽自動車サイズとなる。
現在の中古車の流通台数は約80台で、3ヵ月前の約65台より増加している。そして、流通している中古車の平均走行距離は3ヵ月前の約3.4万kmから約3.2万kmへと短縮している。
その動きにリンクして平均価格は約66万円だった3ヵ月前から現在は約68万円へとわずかに値上がり。
しかし10月上旬には約60万円付近まで値落ちしていたので、値上がり傾向が続いている。
中古車の価格帯は約28万~約228万円となっているが、約82.5%は100万円以下のプライスが付いている。最多グレードはベースグレードだった。
日産e-NV200ワゴン:値上がり傾向
続いてはすでに絶版車となっている日産e-NV200ワゴンは2014年~2019年まで販売された5ナンバーサイズのEVワゴンである。
中古車の流通台数は現在約17台。3ヵ月前の約30台から減少傾向となっている。中古車の平均走行距離は約1.3~1.4万kmをキープしているものの、平均価格は約158万円だった、3ヵ月前から現在は約163万円へと値上がりしている。
e-NV200ワゴンの中古車の価格帯は約117万~約208万円となっているが、その大半の中古車は100万円台で購入可能だ。
5人乗りと7人乗りが選べるため、自分の使用目的にあわせて選べる。最多グレードは7人乗りのGだ。
初代リーフ:値落ちが進む
国産車でEV時代の幕開けを告げたのが2010年に登場した初代リーフだ。さすがにパイオニアだけあって中古車の流通台数は460台と非常に豊富。
しかし3ヵ月前の時点では520台もあったが減少傾向となっている。流通している中古車の平均走行距離は3ヵ月前が約3.8万kmで、現在は約4.1万kmと延びていることもあり、中古車の平均価格は約92万円だった3ヵ月前から約89万円まで値落ちが進んでいる。
初代リーフの中古車の価格帯は約25万~約186万円。そのうち100万円以下のプライスが付いているのが300台。そして50万円以下でも58台となっている。グレードで最も多いのが、30kwhのXとなっている。
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