リーフ BMW i3 VW e-ゴルフ…相場急落の中古EV最前を読み解く!!

三菱i-MiEV/わずかに値上がり

2009年に発売時は軽自動車扱いだったが、2018年の一部改良で、対歩行者安全強化の理由にバンパー形状(フロント・リア)を変更したことで、登録車扱いに変更された。実電費は1充電で約100km(エアコン使用)
2009年に発売時は軽自動車扱いだったが、2018年の一部改良で、対歩行者安全強化の理由にバンパー形状(フロント・リア)を変更したことで、登録車扱いに変更された。実電費は1充電で約100km(エアコン使用)

三菱i-MiEVの中古車情報はこちら!

 それでは、主要EVの中古車相場について見ていきたい。まずは生産終了の噂が流れている三菱i-MiEVからだ。

 現在は小型車サイズとなっているが、i-MiEVの中古車は2009年~2018年まで販売された軽自動車サイズとなる。

 現在の中古車の流通台数は約80台で、3ヵ月前の約65台より増加している。そして、流通している中古車の平均走行距離は3ヵ月前の約3.4万kmから約3.2万kmへと短縮している。

 その動きにリンクして平均価格は約66万円だった3ヵ月前から現在は約68万円へとわずかに値上がり。

 しかし10月上旬には約60万円付近まで値落ちしていたので、値上がり傾向が続いている。

 中古車の価格帯は約28万~約228万円となっているが、約82.5%は100万円以下のプライスが付いている。最多グレードはベースグレードだった。

日産e-NV200ワゴン:値上がり傾向

2014年10月に登場し、2019年10月まで販売されたe-NV200。2018年4月の一部改良で24kWhから40kWhの大容量バッテリーへ変更され、一充電航続距離も190kmから300km(JC08モード)に向上。またバッテリーの保証を5年10万kmから8年16万kmに延長
2014年10月に登場し、2019年10月まで販売されたe-NV200。2018年4月の一部改良で24kWhから40kWhの大容量バッテリーへ変更され、一充電航続距離も190kmから300km(JC08モード)に向上。またバッテリーの保証を5年10万kmから8年16万kmに延長

日産e-NV200ワゴンの中古車情報はこちら!

 続いてはすでに絶版車となっている日産e-NV200ワゴンは2014年~2019年まで販売された5ナンバーサイズのEVワゴンである。

 中古車の流通台数は現在約17台。3ヵ月前の約30台から減少傾向となっている。中古車の平均走行距離は約1.3~1.4万kmをキープしているものの、平均価格は約158万円だった、3ヵ月前から現在は約163万円へと値上がりしている。

 e-NV200ワゴンの中古車の価格帯は約117万~約208万円となっているが、その大半の中古車は100万円台で購入可能だ。

 5人乗りと7人乗りが選べるため、自分の使用目的にあわせて選べる。最多グレードは7人乗りのGだ。

初代リーフ:値落ちが進む

2010年12月に発売したリーフ。2012年11月~2015年11月の中期型は回生制動の効率向上などにより、航続距離はJC08モード228kmに。2015年11月~2017年9月の後期型は全グレードに30kWhの大容量バッテリー搭載車が設定され、大容量バッテリー搭載車の航続距離は280kmと一気に伸びた
2010年12月に発売したリーフ。2012年11月~2015年11月の中期型は回生制動の効率向上などにより、航続距離はJC08モード228kmに。2015年11月~2017年9月の後期型は全グレードに30kWhの大容量バッテリー搭載車が設定され、大容量バッテリー搭載車の航続距離は280kmと一気に伸びた

初代リーフの中古車情報はこちら!

 国産車でEV時代の幕開けを告げたのが2010年に登場した初代リーフだ。さすがにパイオニアだけあって中古車の流通台数は460台と非常に豊富。

 しかし3ヵ月前の時点では520台もあったが減少傾向となっている。流通している中古車の平均走行距離は3ヵ月前が約3.8万kmで、現在は約4.1万kmと延びていることもあり、中古車の平均価格は約92万円だった3ヵ月前から約89万円まで値落ちが進んでいる。

 初代リーフの中古車の価格帯は約25万~約186万円。そのうち100万円以下のプライスが付いているのが300台。そして50万円以下でも58台となっている。グレードで最も多いのが、30kwhのXとなっている。

次ページは : 現行型リーフ:この3ヵ月で200台減少し10万円の値上がり

新車不足で人気沸騰! 欲しい車を中古車でさがす ≫

最新号

S-FR開発プロジェクトが再始動! 土屋圭市さんがトヨタのネオクラを乗りつくす! GWのお得情報満載【ベストカー5月26日号】

S-FR開発プロジェクトが再始動! 土屋圭市さんがトヨタのネオクラを乗りつくす! GWのお得情報満載【ベストカー5月26日号】

不死鳥のごとく蘇る! トヨタS-FR開発計画は再開していた! ドリキンこそレジェンドの土屋圭市さんがトヨタのネオクラシックを一気試乗! GWをより楽しく過ごす情報も満載なベストカー5月26日号、堂々発売中!