スバル現行型WRX S4生産終了! モデル末期車を中古で買うのはありなのか?

新車は生産終了! モデル末期のスバルWRX S4を中古で買うのはありなのか?

 現行モデルの走りの評価がとても高いスバルのWRX S4。しかし、レヴォーグに続く新世代モデルとして、スバルが次に投入する可能性が高いニューモデルがWRX S4で、次期型は今年の夏から秋頃のデビューが予想されている。

 現行モデルはすでに生産を終了しているが、そんな今、あえて現行モデルを中古車または新車の在庫車、新古などなで買うという手は“あり”なのか? スタイルの面でも現行モデルは人気が高いだけに、次期型が登場する直前のタイミングでも買ったほうがいいのか気になるところだ。

 中古車などでも現行型WRX S4は買いなのか? それとも次期型を待つべきか?

文/斎藤 聡  写真/SUBARU、ベストカー編集部

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■スバルは年次改良によって進化熟成を図ってきた!

現行型WRX S4は2021年1月24日をもって受注を終了。 売れ筋となる「STIスポーツ アイサイト」以外のグレードは2020年7月に廃止されていた

 スバル車の魅力は年次改良によって毎年毎年クルマが熟成し完成度を高めていくところでしょう。素のクルマの魅力というのがあってのことなのですが、新型車が完ぺきな完成車ということはなくて、何かしら足りなかったり改良の余地を残していたりするものです。

 だから輸入車だと、あえて新車を買わず、最終型を購入して完成度の高めたクルマを楽しむというやり方を好む人も少なくありません。

 国産車の場合は一般的には2年に1回のマイナーチェンジがあって、4年でフルモデルチェンジというやり方が多かったのですが、モデルチェンジサイクルが長くなったこともあって、毎年小変更を加える年次改良方式をとるメーカーが増えてきました。

 スバルはこの年次改良を早くから取り入れ、ひとつひとつのモデルの進化熟成を図ってきたという歴史があります。

■スバルが毎年のように改良を繰り返す理由とは

WRX S4の前期型(写真左)と2017年8月にマイナーチェンジを受けた後期型(写真右)

 これにはいろいろな理由があるのですが、ひとつには(その昔は)プラットフォームがひとつだったというのがあります。そもそも水平対向エンジンによってメインフレームの幅が決まってしまっていたので、レガシィとインプレッサはプラットフォームは一緒だったんです。

 しかも、レガシィとインプレッサ、後にフォレスターが加わるといった状態だったので車種が少なく、ひとつのプラットフォームを交互に熟成させながら進化させるというやり方をとっていました。

 インプレッサでフロント回りの改良を行ったら、そのプラットフォームをベースにレガシィの開発を行い、同時にリアサスペンションを熟成させる。そのプラットフォームを使ってインプレッサでは……、といった具合にクルマの進化を図ってきたのです。

 加えて車種が少ないので、クルマを作った後も進化を止めることなく毎年小変更を繰り返しながら熟成を図ってきました。年次改良を繰り返しながらクルマの熟成を図るという深化のやり方がスバルに根付いているのです。

 そんなわけで、スバルのクルマは新型車も魅力的ですが、熟成が進み完成度を増した最終型も充分に魅力的なわけです。

 WRX S4は、まさに年次改良によって完成度を増した最終型となり、次期モデルは年内に発売されるとウワサされていますから、まさに悩ましいタイミングにあるモデルなんです。

 しかも現行モデルはすでに生産終了しているので、夏から秋頃のデビューが予想される新型車を待って手に入れるか、現行車の在庫を探すか、あるいは中古車市場で程度のいいものを探すかという選択肢になります。

 一般的には、新型を待てばいいんじゃない? というべき状況ですが、上記のようにS4には熟成した完成度の高さが魅力のポイントです。

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