「富貴三代、方知飲食」これは、中国のことわざで三代続いた孫の世代にならないと本当の味がわからないという意味であり、日産R34型スカイラインGT-Rの発表時に、当時の開発責任者だった渡邉衡三氏が書いた言葉である。
R32型から3世代同じプラットフォームを採用し、熟成をさせたことで、「走りに対して厳しい人にも満足できるクルマに仕上がった」という意味が込められているのだ。
そのR34型スカイラインGT-Rだが、生産終了から約19年が経過した現在、中古車の流通台数は約49台(※萩原文博氏調べ)。そして、中古車の平均価格は約1725万円。価格帯は約1280万〜約3580万円となっている。
R34型スカイラインGT-Rの新車時価格は「スタンダード」が504万8000円〜、「Mスペックニュル」が630万円だったので、最高値の中古車では(最高値で)約5.7倍となっているのだ。
そこで、今回はR34型スカイラインGT-Rが生産終了から現在までの約19年間で、一体いつが買い時だったのかを調べてみた。
文/萩原文博 写真/ベストカー編集部、NISSAN
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