■貴重なワゴン派生型の7人乗りミニバン、エクシーガ&エクシーガクロスオーバー7
最後に紹介するのはスバルエクシーガ。エクシーガはインプレッサをベースとした7人乗りのステーションワゴン派生モデルで、2008年6月〜2018年3月(エクシーガクロスオーバー7含む)まで販売された。「7シーターパノラマツーリング」をコンセプトに走りの良いミニバンとして登場した。
搭載するエンジンは最高出力225psを発生する2L水平対向4気筒ターボと2L自然吸気の2種類。2009年のマイナーチェンジで自然吸気エンジン車のトランスミッションをCVTに変更。2009年の年末には2.5Lエンジン搭載車を設定した。2011年にマイナーチェンジを行い、内外装を変更。2012年に行ったマイナーチェンジでは、2.5Lを新世代エンジンに変更し、その後エクシーガとしては2015年4月に一旦販売終了する。
そして2015年4月に、エクシーガクロスオーバー7として再出発。専用のサスペンションの採用により最低地上高を170mmに上げつつ、前後バンパーやホイールアーチ、サイドシルにクラッディングを施したクロスオーバーSUVとなった。
搭載するエンジンは、2.5L水平対向4気筒自然吸気の1種類で、運転支援システム、アイサイトver.2を搭載している。その後特別仕様車の発売や一部改良を行うが、2018年3月に販売終了となる。
廃止となった理由として考えられるのは、SUVに押されてステーションワゴンの人気が落ち込んだこと。そして、ミニバンと比べると居住スペースが狭いことが挙げられる。
現在、エクシーガの中古車は390台流通していて、平均価格は約46.5万円。価格帯は約13万〜約198万円。そしてエクシーガクロスオーバー7の中古車は73台流通していて、平均価格は約178万円。価格帯は約87万〜約299万円となっている。
エクシーガは7人乗りとして考えるより、荷室の広いステーションワゴン。もしもの時に7人乗りと割り切って考えると、キャラが立ってくる。特にエクシーガ時代の2Lターボを搭載したGTの走りはスポーティそのもの。歴代レガシィに近い走りを味わえる。
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