BMWというと「安いものでも数百万円」という印象があるが、中古車なら総額100万円台でも楽勝で入手可能。……もしも“いいやつ”が買えるなら興味津々なわけだが、実際はどうなのか? 最も売れている3シリーズで検証!!!
※本稿は2022年12月のものです
文/伊達軍曹、写真/BMW、ベストカー編集部
初出/ベストカー2023年1月10日号
■何かと好バランスな「先代の『3』」に注目!
歴代のBMW製新車で最も売れているのが3シリーズゆえ、当然ながら「中古車市場で最も数が多いBMW」も3シリーズになる。
そして「数が多いゆえに相場がこなれている」という現実的な理由もあるため、総額100万円台でBMWを買うのであれば、3シリーズこそが最有力候補となるだろう。
そしてひと口に3シリーズと言っても1970年代の初代(E21)から現行G20までいろいろあるが、今、最も好バランスな選択肢はF30こと先代の3シリーズだ。
最終年式に近いものはさすがに総額300万円以上するが、初期の320iであれば、走行4万kmくらいの個体であっても総額170万円前後からイケる。
ご近所さんは、まさか170万円だとは思わないはずであり、きちんとメンテナンスされた個体でさえあれば、ハードウェアのトラブルも少ない世代だ。
さらに1世代前のE90型を選んでみるのもシブいが、このくらいの世代になると、さすがに「金持ちっぽさ」みたいな成分は薄れている。
そこを承知で、今やナローでクラシカルにも見えてきたE90を選ぶのであれば、悪くない話だと言える。
さらに1つ前のE46型は今や数も少なく、完全なマニア物件。
「後期型のMT車狙い」など、とことんマニアックな路線で臨むべきだろう。
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