■日産 セレナ(5代目):憧れのオーテックバージョンに手が届くかも
ここからは、今後値落ちが期待できる2車種を紹介する。フルモデルチェンジして、旧型の値落ちが進んだステップワゴン同様に、2022年11月にフルモデルチェンジを行った日産セレナの先代モデルも値落ちに拍車がかかる可能性は大きい。
値落ちの中心は2016年〜2022年まで販売されたモデル。セレナの中古車の平均価格を見ると、2023年2月をピークに値落ち傾向になっている。今春にはe-POWER車が追加されるタイミングで値落ちがさらに進むはずだ。
旧型の2Lガソリン車はすでに大きく値落ちしているので、値落ちが期待できるのは、旧型のe-POWER車。高値安定傾向が続いているオーテックバージョンなどはこの値落ちのタイミングで狙いたい。
■トヨタ アルファード:新型車投入で現行モデルの値落ちに期待!
2023年の中古車相場で値落ちが期待できる車種として最後に紹介するのは、トヨタ アルファードだ。もちろん値落ちの中心は2015年から販売されている現行型だ。
一時は“アルファードバブル”と言われるほど人気を誇り新車を購入し、すぐに手放すと新車価格以上の買取価格が提示されるという現象もあった。
アルファードの中古車の平均価格の推移を見ると、そのアルファードバブルは終焉を迎えており、この1カ月で10万円以上の値落ちとなっている。そもそも需要期の3月にこれだけの値落ち幅を記録していることに驚きだ。
さらに、この現行型アルファードの中古車の値落ちに拍車を掛ける要因がフルモデルチェンジ。今夏までにアルファードそしてヴェルファイアはフルモデルチェンジを行う予定だ。そうなると旧型の中古車相場はさらに下がるのは間違いない。
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いかがだったろうか。セレナとアルファードだが、発表はしたものの、新型車のデリバリーが遅れると値落ちするタイミングは遅れる可能性はある。現ユーザーは手放すタイミングも見極めないと大きな損をする可能性もあるので注意したい。
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