2026年欧州投入決定! トヨタ ランクル250に新ハイブリッド搭載!!  日本上陸もあるか!?

2026年欧州投入決定! トヨタ ランクル250に新ハイブリッド搭載!!  日本上陸もあるか!?

 トヨタが世界に誇る不朽の名SUV「ランドクルーザー」にも、ついに電動化の波が押し寄せてきた! 新たに投入されるハイブリッド48Vシステムは、オンロードでもオフロードでも快適性と環境性能を高次元で両立しつつ、ランクルらしい抜群の走破性までパワーアップ。これは日本にも導入される可能性、大アリだ!

文:ベストカーWeb編集部/写真:トヨタ

【画像ギャラリー】新ハイブリッド搭載! 生まれ変わるトヨタ ランドクルーザー250の全貌!!(5枚)画像ギャラリー

欧州ランドクルーザーに初の電動パワートレーンが搭載!

 トヨタは2025年6月23日、欧州市場向けランドクルーザーに新開発の48Vハイブリッドシステムを搭載すると正式発表した。これが欧州では初となる電動パワートレーン搭載のランドクルーザーで、発売日は近日発表だが、2026年前半の納車開始が予定されている。

新開発の48Vハイブリッドシステムを搭載が発表されたランクル250。CAFE規制への対応と考えられる
新開発の48Vハイブリッドシステムを搭載が発表されたランクル250。CAFE規制への対応と考えられる

 この新システムは、2024年からオーストラリアで販売されている新型ハイラックスにも採用されているマイルドハイブリッド「Vアクティブテクノロジー」。信頼と実績のある2.8Lディーゼルエンジンをベースに、オルタネーターに代わる電動モータージェネレーター、48Vリチウムイオンバッテリー、DC-DCコンバーターの3つを組み合わせた構成である。

 その結果、走行性能はもちろん、環境性能や静粛性までもバランスよく高めているのがポイントだ。

オンロードもオフロードも妥協なし! 最大渡河深度700mm!

 ハイブリッドになったからといって、ランクルの持ち味である走破性が失われたわけではない。最大渡河深度700mmというタフなオフロード性能はしっかりキープされており、悪路発進や登坂時のトルク補助にはモーターアシストがしっかり貢献。停止状態からの発進やアイドリングストップからの復帰もスムーズそのものだ。

 さらに、悪路で発生しがちな異音や振動を抑えるために、2アームベルトテンショナーや高強度アラミドベルトも採用されている。ベルト構造ひとつとっても、「どこへでも行けて、帰ってこられる」ランドクルーザーの精神が息づいている。

燃費も加速もバッチリ! 48Vハイブリッドの底力

 このハイブリッド48Vシステムは、構成こそシンプルだが侮るなかれ。燃費はしっかり向上しつつ、レスポンスのいい加速も実現している。減速時のエネルギーを回生してバッテリーに蓄え、アイドリングストップ時や発進時にはそのエネルギーで力強くアシストしてくれる。

 ちなみに新型ハイラックスでは、このシステムにより燃費が9.5%も向上したというデータもある。加えて、マルチインフォメーションディスプレイ上にはCHG(充電)、ECO、PWRなどのモード表示もされ、都市部の渋滞から山道のドライブまで、どこでも楽しめる仕様だ。

すでに新型ハイラックスで実績があるシステムということで、信頼性も問題なしだ
すでに新型ハイラックスで実績があるシステムということで、信頼性も問題なしだ

室内も広々! バッテリーの存在感はゼロ

 搭載される48Vリチウムイオンバッテリーは13セル構成で、容量は4.3Ah。なのに重量はたったの7.6kgと超軽量! しかも、ラゲッジスペースに悪影響を与えないよう、デッキボード下にスマートに収まっている。

 このハイブリッドユニットは最大で12kW(16.3ps)/65Nm(6.6kgm)を発揮し、急加速時にも頼れるパワーを感じさせる。もちろん冷却性能にも配慮されており、炎天下でも安定した性能を発揮してくれるのは心強いポイントだ。

次ページは : 今後の導入スケジュールと期待

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