2026年2月2日に発売された、ダイハツ、トヨタ、スズキが共同開発した、軽商用BEVバン。先行登場したN-VAN e:を上回る航続距離257km、350kgの積載量とトピックス満載だ。そこで、N-VANが愛車のプロカメラマンが試乗! どう評価するのか? 気に入れば即購入か!?
文:池之平昌信/写真:森山良雄
6MTのホンダN-VANオーナーが斬る!
自動車メディア業界に限らず、活躍しているカメラマンはさすが必ずカッコいい高級車に乗っている。活躍というより暗躍してきた自分の場合は86レビンやランエボ、アルファ155、キャラバン、ラングラー等々35年で20台を乗り継いだ。
そして現在はホンダN-VAN(6MT)に乗っている。大型脚立、照明、三脚類等々仕事に使う機材をいくらでも飲み込む積載性は当然として、ソロキャンプ車中泊やオートバイをも積み込めること(ココ重要)を重視した結果の購入だった。
気が付けば3年半で6.5万kmを走破し、高速代や税金の安さや小回り性能も気に入って「軽サイコー」な気がしている。
そんなおっさん軽バンライフで気になるのが燃費とガソリン価格の高騰。3年半の平均燃費は14.8km/L。夏場は12km/Lくらいまで落ち込むので約300kmごとに給油となる。年間2万km走行としてガソリン代は20万円ほどだ。
乱暴な計算だがそのコストが半分くらいになる? と、電気自動車の軽バン、ダイハツe-ハイゼットカーゴ&e-アトレーが発売されたというニュースを聞いて、興味が出てきたなか、試乗会に出陣したのであった。
e-ハイゼットカーゴの走りは想像以上
重量90㎏級の編集者を後部座席に乗せた状態でも充分にパワフルな加速だ。4ナンバー軽バンの最大積載量は350㎏(ガソリン車もEVも同じだがe-アトレーと一部のN-VAN e:は300㎏)を誇るが、660㏄ノンターボ車だとこうはいかない。
わりと全開のスタートダッシュをキメなきゃ普通車に出遅れることも多いが、e-ハイゼットカーゴなら余裕で発進可能だ。おまけに雨のなか、ちょっとラフにアクセルを踏み込んでも空転はほぼ皆無。
このあたりは後輪駆動ならではのトラクション(坂道滑らないのがいいね)や、制御(e-アクスル)の良さか。ちなみに試乗したホンダ N-VAN e:とはそこがかなり対照的と感じた。
そして床下に頑丈に配置された約290㎏の36.6kWhのリチウムイオンバッテリーのおかげで車重は1240㎏(ガソリン車のハイゼットカーゴより約300㎏増)となったわけだが、その重量増を感じさせない圧倒的トルク感だ。
ちなみにe-ハイゼットカーゴのスペックは64ps/12.9kgm。2024年10月に登場したN-VAN e:に比べ最大トルクは3.6kgm下回るが、航続距離は12km、バッテリー容量は7kW上回る。
2名乗車フル積載時(約1.7トン!)に耐えうるタイヤや足回りになっているので、さすがに快適な乗り心地とは言えないが、ハードな仕事に使うためのクルマなのだから当然だ。
荷物をたくさん積むクルマで心配なのは加速よりも減速。その点も極めて自然で違和感のない回生ブレーキの利き具合で好感触だった。ほぼワンペダルで交差点やコーナーを減速・加速して気持ちよくコーナリングしてくれる。重量物が床下のおなか部分にあって低重心になっているのもいい結果を生んでいるのだろう。
こうなると高いボディ剛性感や固めの足回りも好印象だ。うーむ、これならオートマ嫌いな運転マニア(オレ)でも納得の加減速ができるし、むしろ微妙なアクセルコントロールを試されている気もして楽しい。素晴らしい。











































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