軽商用BEVバンのe-ハイゼットカーゴに乗った! N-VANオーナーのカメラマンも驚きの出来! このまま乗り換える?

e-ハイゼットカーゴの細部をチェック!

電動ではないものの、イージークローザードアなので静かでいい
電動ではないものの、イージークローザードアなので静かでいい

 あっという間の短い試乗時間を終え、装備など細部のチェックをさせてもらったが、これもなかなか非の打ちどころはなかった。N-VANだとスライドドアを閉める際、けっこう強めに「バコーン!」とやらないと「半ドア」になるため、静かな住宅街などではけっこう気が引ける。

 そのため、わざわざ運転席のドアをあけて「空気の逃げ」を作るひと手間をかける場合もある。それがe-ハイゼットカーゴの場合はイージークローザー! 高級の乗用ワゴンのe-アトレーにいたっては電動スライドドアだ。感服。

積載容量350kgと軽キャブオーバーバン最大の積載量を誇る
積載容量350kgと軽キャブオーバーバン最大の積載量を誇る

 オートバイ積載というマニアック用途はN-VANのほうが良さそうだが、ハイゼット系は広大でフラットな床面が〇。なんせ畳(91x182cm)を敷けるのだから。これならN-VANでは難しい仲良し2人の車中泊も簡単か。

 タイヤサイズはガソリン車ハイゼットカーゴと変わらず145/80R12だが荷重指数が変わり86/84Nとなるため要注意。それでも国産タイヤ4本で3万円前後(筆者調べ)なので充分安価だ。

 街乗り等で特に重要な最小回転半径だが、これはガソリン車と変わらず4.2m。N-VAN(FF)は4.6mなのでこれは地味に効いてくる差だ。

e-ハイゼットカーゴのコクピット(ナビなし)
e-ハイゼットカーゴのコクピット(ナビなし)

 標準装備も充実しているオーバーヘッドシェルフ(収納)、アクセサリーコンセント(AC100V/1500W)、プッシュスタートボタン、助手席シートの快適性(N-VANの助手席はきついのだ)、前2席のシートヒーター……といった具合でe-ハイゼットカーゴでも豪華装備が目白押し!

センターコンソールにあるAC100V/1500Wアクセサリーコンセントは大きな戦力だ
センターコンソールにあるAC100V/1500Wアクセサリーコンセントは大きな戦力だ

 まず、このなかで注目なのはセンターコンソールに鎮座する「AC100V/1500W」のアクセサリーコンセント。筆者の場合、カメラやノートパソコン、スマホ、ルーター、RCカーと充電したいものが多く、シガライターからのコンバーターやポータブル電源器を車載していることも多い。それがほぼ不要になるのは二重丸だ。

シートヒーターを装備するe-ハイゼットカーゴのシート
シートヒーターを装備するe-ハイゼットカーゴのシート

 そして「高級車の証?」シートヒーターが素晴らしい。当日の冷たい大雨でも、優しく臀部と腰を温めてくれた。そしてこの装備が一役買っているのが暖房の消費電力をおさえて航続距離を伸ばす!という好循環戦略だった。

航続距離はカタログデータで257㎞

上が普通充電インレット、下が急速充電インレット。急速充電は電欠ランプ点灯から約50分で80%まで充電できる
上が普通充電インレット、下が急速充電インレット。急速充電は電欠ランプ点灯から約50分で80%まで充電できる

 結局EVで一番気になるのがこの航続距離。EV全車に言えることだが、カタログデータが信用できない!(笑)。ダイハツ様は良心的な説明で、カタログデータは257km。

 エアコン、暖房など使用した場合で150kmほどが目安ではないか、とのこと。「冷暖房なしの高速道路で200kmいけました」という開発陣のコメントもあった。ちなみにN-VAN e:の航続距離は245km、ミニキャブEVは180km。

 自宅等での普通充電(3kW.16A)の場合で12時間必要(あくまでも目安)。サービスエリアなどの急速充電(50kW出力の場合)50分で8割ほどのチャージが可能とのこと。

 この航続距離を筆者(東京一軒家在住)の生活パターンで想像してみる。「鈴鹿までは2回のSA休息急速充電で行けるな」、「箱根や富士スピードウェイは海老名SAや大磯PAで1度かな」、「試乗会が多い都内や横浜なら余裕だね」、「家の充電設備工事はいくらかかる?」、「確かそれも都の補助金があるはず?」、「ところで取材出張時の走行電気代はどう清算する?」、「電気代も上昇しているけど中東情勢緊迫で燃料代もまた上がる?」、「そういった人柱になるのも一興か?」といった具合で妄想は膨らむ。

■e-ハイゼットカーゴ、市街地の実走航続距離の目安(ダイハツ調べ)
・春秋=25℃、約300km
・夏=30℃空調あり、約170km
・冬=5℃空調あり、約140km

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