BMWの心臓を持つクラシックスポーツ!モーガン プラスフォーのストイックさは変わらない

BMWの心臓を持つクラシックスポーツ!モーガン プラスフォーのストイックさは変わらない

 英国の少量生産スポーツカーメーカーである「モーガン」の新型モデル「Plus Four(プラスフォー)」の日本導入が発表された。

 この伝統的なクラシカルなスタイルを持つスポーツカーには、なんとBMWのパワートレインが与えられるという。

 伝統と新技術の融合が生んだ古くも新しいブリテッシュスポーツカーの魅力をお伝えしよう。

文:大音安弘 / 写真:モーガンカーズ・ジャパン

【画像ギャラリー】伝統と革新の融合によるクラシックスポーツ!モーガン プラス フォー


生まれ変わったクラシックスポーツカー

 モーガンカーズ・ジャパンは、2020年6月26日、新型モデル「MORGAN PLUS FOUR (モーガン プラス フォー)」の販売を開始することを発表した。価格は、1150万円(MT)~1188万円(AT)だ。

「MORGAN PLUS FOUR (モーガン プラス フォー)」は、英国本社のモーガン・モーター・カンパニーが、2020年3月3日に発表した最新モデルで、1950年にデビューしてから、長らく同社の主力モデルであった「Plus 4(プラス フォー)」の後継型だ。

モーガンの定番モデル「Plus4」の後継となるのが、新型車「PLUS FOUR」だ。

全面刷新した新生モデルへ

 従来型となるPlus 4のイメージを強く受け継いだクラシカルなロングノーズスタイルの内側は、最新世代にアップデート。基本構造を、以前のスチール製ラダーシャシーから現代的なCXジェネレーション接着アルミプラットフォームに変更した。

 その結果、ボディ剛性の向上に加え、単体重量を97kgという軽量に仕上げることができたという。

 ボディサイズは、全長3830×全幅1650×全高1250mmとコンパクトな5ナンバーサイズに収まる。その特徴的なスタイルからわかるように、2520mmのロングホイールベース仕立てに。

 一見、大きくも感じられるタイヤサイズは、205/60R15と、現代では小ぶりのサイズを装着する。

クラシックスタイルながら、メカニズムは現代技術によりアップデートされた

新エンジンはBMW製に

 パワートレインも一新され、エンジンをBMWから供給を受ける。モーガン初となる2.0Lの4気筒DOHCターボを搭載。

 トランスミッションは、6速MTに加え、パドルシフト付きの8速ATを設定する。レイアウトは、もちろんFR(フロントエンジン・リヤドライブ)だ。

 モーガン専用にチューニングされたエンジンは、トランスミッションにより性能が異なる。

 最高出力は、いずれも258psを発揮。オートマチックモデルでは、最大トルクは、400Nm。乾燥重量が、わずか1009㎏に過ぎないこともあり、0-100km/h加速は、4.8秒。最高速度は240km/を誇る。

 いっぽう、マニュアルモデルは、最大トルクが350Nmに抑えられる。乾燥重量は、1013㎏と微増に留められ、0-100km/h加速は、5.2秒となる。また最高速度は、AT仕様同様だ。

パワーユニットは、BMW製に。高性能な4気筒ターボと軽量ボディの組み合わせは、かなり刺激的だ
パワーユニットは、BMW製に。高性能な4気筒ターボと軽量ボディの組み合わせは、かなり刺激的だ

次ページは : 伝統を色濃く残すインテリア

新車不足で人気沸騰! 欲しい車を中古車でさがす ≫

最新号

S-FR開発プロジェクトが再始動! 土屋圭市さんがトヨタのネオクラを乗りつくす! GWのお得情報満載【ベストカー5月26日号】

S-FR開発プロジェクトが再始動! 土屋圭市さんがトヨタのネオクラを乗りつくす! GWのお得情報満載【ベストカー5月26日号】

不死鳥のごとく蘇る! トヨタS-FR開発計画は再開していた! ドリキンこそレジェンドの土屋圭市さんがトヨタのネオクラシックを一気試乗! GWをより楽しく過ごす情報も満載なベストカー5月26日号、堂々発売中!