フルモデルチェンジし10代目となったホンダ 新型アコードの登場(2020年2月)から早4ヶ月が経った(試乗時)。販売台数は2020年5月までの累計で2048台(ベストカー調べ)と、まずまずと言っていい。
そんな新型アコードに試乗する機会を得た。試乗を通して感じた「ここがいい!」ところと「もうちょい」なところをお伝えしたい。
【画像ギャラリー】その姿 流麗なり…! 試乗の様子、またホンダ公式サイトの画像からホンダ新型アコードをチェック!!!
※本稿は2020年6月のものです
文:ベストカー編集部/写真:HONDA、ベストカー編集部/撮影:池之平昌信
初出:『ベストカー』 2020年7月10日号
■NEWアコードはこんなクルマだ!!!
10代目となる新型アコード。全長4900mm、全幅1860mm、全高1450mmという、大型サイズの4ドアセダン。サイズ感はクラウンなどのクラスとなる。
数字を見るとずいぶんと大きいように感じるが、全長は旧型に対し45mm短くなっていて、実は小型化されている。ホイールベースは55mm延長されて2830mm。ショートオーバーハング化されてよりスタイリッシュになった印象だ。
新開発プラットフォームにより、低重心化を実現。前席ヒップポイントは25mm低くなり、重心は15mm低められた。サスペンションはフロント=ストラット、リア=マルチリンク。
パワートレーンは2Lエンジンを発電メインで使用し駆動力はモーターを主に使う「e:HEV」。モーター出力は184ps/32.1kgm。国内モデルはワングレードでの展開。
■ホンダ アコードの「ここがいい!」
なんといってもカッコいい! シュッとした伸びやかなプロポーション。ラウンドしたルーフラインで、Cピラーは大きな傾斜でファストバックっぽいリアスタイル。6ライトのキャビンもエレガントだ。
全高は1450mmと、4900mmの全長に対して低く抑えられているので、後席の居住性はどうよ? と心配したのだが、ボディサイズに余裕があるからまったく問題なし。
足元スペースは余裕たっぷりだし、背もたれにどっぷりくつろいでもルーフエンドに頭が触れることもない。
乗り込むとヒップポイントが低いことを実感する。前席ヒップポイントは25mm低められたという。重心は15mm下がっており、明らかにピシッとした走りのよさを体感。
操舵に対する車体の反応は前後のバランスがよく、素直。スポーツモードではちょっと“硬さ”を演出しているが、突き上げるような入力はなく、基本的にソフトライド。
これは専用開発されたブリヂストン「レグノ」の効果もある。ロードノイズもよく抑えられている。
コメント
コメントの使い方