素性は抜群!! 今ないけれど、この車種なら素晴らしいスポーツモデルができる!?
今のところスポーツグレードがラインナップされてはいないけれど、スポーツモデルを作れば絶対面白いのに! というクルマはあるもの。
まぁあのトヨタでも車種体系の整理をどんどん進めている昨今、全てのモデルにスポーツを設定するのはムリなことはわかっているんだけど。でも、ちょっと気になる、あったらいいのになぁ! というモデルを素性が良く、スポーツモデルにうってつけの国産車から抽出してみた。気になるのは下記の5車種。
で、実際どのようにしてスポーツモデルを作れば面白いか? 筆者なりに考えてみた。
文/松田秀士、写真/SUBARU、TOYOTA、編集部、MAZDA
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■インプレッサスポーツSTIスポーツにS209のエンジン搭載を!
まずはインプレッサスポーツ。スポーツとタイトルが付いているのだから、スポーツ性を突出させたグレードを設定しても良さそうなもの。スバルの場合、特に全車種ほぼ共通のプラットフォームを採用しているのだから。
つまり、WRX STIだって一世代前のプラットフォームとはいえ基本はフロント:ストラット/リア:ダブルウィッシュボーンと同形式のサスペンション。さらにシンメトリカルAWDもセンターデフ等のシステムに違いはあれど、基本的に同じなのだ。
インプレッサだって潜在能力高し。つまり、ちょっとしたプラモ作成感でラインナップ上から良いとこ取りをしてみてはどうだろうか?
まずシリーズ最強のSTI Sportをベースに考える。最強といえどもエンジンは直噴2.0Lの自然吸気ボクサーエンジン。まずこれを北米専用限定モデルのS209に搭載される2.5Lターボに乗せ替える。
S209には群馬サイクルスポーツセンターで試乗したけれども、スゴイ速い!パワー最高!その出力345ps/44.0kgm(EJ25をチューン)と強力。ベースのSTI Sportは154ps/196Nmだから倍以上のパワーを得たことになる。
ま、WRX S4に搭載されていた2.0Lターボでも良かったんだけど、排気量が大きいほどターボブーストが上がっていない極低回転域でのレスポンスがいいからね。このエンジンにはCVTのリニアトロニックがセット! というのが決まりだが、ここはやはり2.0Lターボ用の6速MTだ。
そしてAWDのデファレンシャルシステムはAUTOとMANUALのチョイスが可能なDCCD(ドライバー・コントロール・センター・デファレンシャル)をセットする。パワートレーンとしてはもうこれで最強。
次にホイール&タイヤだが、こちらは実績のあるWRX STI用をそのままキャリーオーバー。サイズは19インチ×8.5J/245 35 R19だ。ボディにはフレキシブルドロースティフナーはもちろんビルシュタインダンパー。スプリングはSTIオリジナル。
そして電動パワーステアリングは新型レヴォーグのデュアルピニオンを移植。クイックで正確なハンドリングになるはず。
とまぁ、ここまで書いたところでやり過ぎたな。しかし、ここまでやればベースのインプレッサから超越しすぎて面白いはず。いっそのことSTIのSシリーズのように限定モデルをSTIで開発するのが良いかもしれない。
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