一台のクルマには、縁あってオーナーになった人との歴史や思い出があり、物語になるほどのエピソードが生まれることもある。
そんなクルマと人との関わりを、オーナーさんに直接取材して、リアルな生の声を紹介していきたいと思います。はたして、どんな生の声が聞けるのでしょうか?
購入した動機から、愛車に対するこだわりのポイント、年間の維持費、故障箇所、愛車の主治医まで、これからそのクルマを購入しようと思っている人にも役に立つ情報満載でお届けします。
文・写真/松村透
【画像ギャラリー】初代MR2一筋27年!女性オーナーの「MR愛」にとことん迫ってみた!
■AW11型MR2を27年愛し続ける女性オーナーの生の声とは
最近、つくづく思います。原体験って大事です。今回、中学生の時に一目惚れしたAW11型MR2を思い続け、運転免許を取得後、ついに購入! 以来27年間、今日まで所有しているという女性オーナーさんを取材いたしました。
この個体を長く所有するために、MR2仲間から引き取ったAW11型を里親として引き取り、通勤用として使っているのだとか。これほどAW11型MR2愛に満ちた、「たってぃさん」を超えられる人は少ないかも……。
■プロフィール&愛車紹介
・お名前(HNも可):たってぃ
・ご年齢:ヒミツ
・ご職業:会社員
・所有しているクルマ(年式、グレード名):1989年式 トヨタ MR2 SUPER EDITION
・購入時期:1994年
・所有年数;27年
・購入時の走行距離:6万km
・現在の走行距離:17万5985km
・購入時の金額:45万円
■MR2を手に入れようと思ったきっかけを教えてください
初めての出会いは中学生の時でした。通学の途中、たまたま通りがかったのがAW11型のMR2だったんです。ブルーマイカのMR2を女性の方が運転していて、めちゃくちゃカッコイイと思いました。大人になったら私もMR2を買おう! と心に決めた瞬間でした。
しかし、その後すぐにSW20型へとフルモデルチェンジしてしまったんです。でも、私はAW型が好きという気持ちに変わりはなく……。
私の両親や兄弟もクルマには興味がなく、私だけが異端の存在でした(笑)。
親にクルマのディーラーにカタログをもらいに行きたいといっても、用事がないからと連れて行ってくれなかったんです。とはいえ、最寄りのトヨタディーラーまで片道15キロくらい離れていて、中学生といえどもさすがに厳しい。
そこで、学校の担任の先生に頼み込み、ディーラーに行っていただき最終型のAW11のカタログを入手してもらいました。
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