個性的なデザインが話題となったアイオニック5を日本に導入したヒョンデ。そのヒョンデから3月7日、新型のコンパクトSUV「コナ(KONA)」が世界初公開された。ここでは、日本でも年内導入予定のEVモデル「コナ エレクトリック(KONA Electric)」の中身をご紹介しよう。
文/ベストカーWeb編集部、写真/ヒョンデ
ヒョンデのBセグメントSUV「コナ」がフルモデルチェンジ!
コナは2017年に登場したBセグメントのSUVで、ガソリン、ハイブリッド、EVと幅広いパワートレインを揃えるヒョンデの売れ筋モデル。その2代目モデルが3月7日にワールドプレミアされた。新型では従来のガソリン車からEVを開発するのではなく、EVを先に開発するという手法を採用したという。
その結果、EV中心の未来的エクステリアを実現。目を引くボンネットを横切る横一文字のLEDライトのほか、ピクセルグラフィックが特徴的なデザインとなっている。0.3を下回るとよいとされるCd値(空気抵抗係数)は0.27で、スタイルを犠牲にすることなく空力性能も優れている。
新型コナ エレクトリックのボディサイズは全長4355×全幅1825×全高1575mm、ホイールベース2660mm。一般的なBセグメントのSUVよりも大きく、トヨタ カローラクロス(全長4490×全幅1825×全高1620mm)に近いサイズ感。ヒョンデ日本再参入の第一弾モデル、アイオニック5と比べると、全長で280mm、全幅で65mm、全高で70mm短くなっている。
コンパクトなボディでも広さにこだわった室内空間
インテリアは、12.3インチのデュアルパノラマディスプレイを内蔵した水平基調のダッシュボードを採用。また「リビングスペース」をコンセプトとした広い室内空間となるよう、シフトバイワイヤ式ギヤセレクターをコラムに装着。さらに、ステアリングホイール周辺にすべての操作系を配置し、オープンコンソールの収納スペースを確保している。
フロントに2つのUSB-Cポートと12V電源コンセント、リアには2つのUSB-Cポートを利用することができる。また、Boseのエンジニアがチューニングした8つのスピーカーからなるBoseプレミアムサウンドシステム、サブウーファーで、没入感のあるサウンドを提供。
居住性を高めた後席は、2段階ラッチでリクライニングが可能。ラゲッジスペースは、466リットル(VDA方式)を確保するほか、EVらしいフロントのラゲッジスペース「フランク」を装備する。
コメント
コメントの使い方