■降灰地域の人々に学ぶ洗車の知恵
降灰地域の人達がクルマに灰が積もったときに行っている洗車方法は、まず最初にエアで吹き飛ばすというものです。もちろん、ワイパーを使うようなことはしません。灰が積もった状態でワイパーを動かせば、ガラスにキズが付いてしまいます。なにより先にエアで吹き飛ばすことが大切だといいます。
エアコンプレッサーとエアガンがあれば、効率的に落とすことができますが、鹿児島の方々は電動のブロアファン(植木屋さんなどが葉っぱなどを集めるのに使っているもの)を愛用しているといいます。そうしておいてから、高圧洗浄で水を掛けるのが正攻法とのことです。
火山灰の場合は水を含むとこびりついてしまうということもあるのでしょうが、まずはエアで吹き飛ばすほうがボディやガラスに対するダメージは少なくて済みそうです。
ブロアを持っている方は、いきなり高圧洗浄するのではなく、ブロアで表面の汚れを吹き飛ばしてから高圧洗浄するのがよさそうです。ブロアで吹き飛ばすときは、マスクとゴーグルは忘れずに装着しましょう。
よく言われるPM2.5は2.5マイクロメートル程度の粒子物質を指しますが、黄砂はまさにこのサイズに収まる大きさで、さらに小さいものも含まれています。吸い込むことで呼吸器に悪影響を与えますし、目に入ればキズをつける可能性も否めません。
■水圧で汚れを落とすのが基本!
ブロアも高圧洗浄機もない場合で洗車する場所があるときは、水道の水を勢いよく掛けて落とすことになりますが、この際も基本的には水圧だけで落とすように心がけることが大切です。
落ちきらないときはカーシャンプーを使うことになります。この際はバケツにシャンプーを先に入れそこに勢いよく水を入れて泡立てるようにし、スポンジで泡をタップリと取ってそっとなでつけるようにして汚れを落とします。スポンジで汚れを取るというよりも、泡で汚れを取るような感覚です。
自宅では洗車ができない人は洗車機を使うことなりますが、門型の自動洗車機にいきなり入れるのはあまりおすすめできません。できればコイン洗車場などにいって、高圧洗浄機を使うのがベストです。
また、門型の自動洗車機しかない場合は、できれば洗車機に入れる前にホースなどで黄砂を落としておくことをおすすめします。門型の自動洗車機のなかにはブラシを使わずに水圧だけで洗浄するノンブラシ洗車というタイプもあります。
このノンブラシ洗車ならば、こする洗い方ではないので、安心して洗車機に入れることができます。
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