静岡ホビーショーで公開された新製品がゲキアツ アラフィフ世代のミニカー好きが狂喜乱舞した!

■クルマ好きが狂喜乱舞しそうなアオシマの新製品

　「アオシマ」こと青島文化教材社は、プラモデルを発売して今年で60周年。クルマ関連のアイテム数では他社を圧倒していた。

　安くて簡単に作れるプラモデルとして人気となっているのが、1/32 カーモデルの「ザ・スナップキット」。2021年8月に発売される「ニッサン R34スカイライン GT-R」（税込1650円）は、パーツ総数25点の手軽な内容にも関わらずリアルさは十分以上。組み立ては接着剤不要のはめ込み式で、ボディは着色されているため塗装不要という、初心者にも安心の内容だ。

　手軽に高品質な仕上がりが得られる1/24 プリペイントモデルでは、2022年2月に「頭文字D」の新作が2種類発売される。

　「頭文字D 高橋涼介 FC3S RX-7 第41巻 箱根対決仕様」と「頭文字D 高橋涼介 FC3S RX-7 第11巻 赤城対決仕様」（どちらも税込5280円）は、ボディ・内装・シャーシなどのパーツが塗装済みの状態で用意されている。接着剤で組み立てるだけでプロ並みの完成品が得られるスグレモノだ。

　1/64スケールのガチャガチャ製品では、昨年発売されて大きな話題を呼んだ日産 Be-1に続き、日産PAOと日産フィガロが発表。日産のパイクカー3部作が出揃った。

　どちらも4種類が用意されていて、うち2種類が当時実在したボディカラー、残り2種類がアオシマ独自のオリジナルカラーとのこと。気になったのは、日産フィガロに人気テレビドラマ『相棒』の“右京カー”が含まれていないこと。

　訊けば、Be-1を含むこれら3種類には第2弾が用意される可能性があり、今回登場していない実在のボディカラーなどはそのタイミングで登場するという。“右京カー”はまだ検討段階とのことだが、もし製品化されれば強烈なキラーコンテンツになることは間違いない。

 　今回最大の大物は、1/32 RCトラック野郎「一番星 望郷一番星」（税込3万2780円）。映画『トラック野郎』3作目の『望郷一番星』公開45周年を記念して、2021年10月に発売される。

　この1/32 RCトラック野郎シリーズは、同社がかつて2005年から2008年にかけて発売した製品をリニューアルしたもの。電飾やRC機器が現代の内容にアップデートされたほか、荷台ペイントやアンドン文字も新規作成。従来品から大幅なクオリティアップを果たしている。

■カーモデルはネオクラシックブーム

　カーモデルの世界では、数年前から1980～1990年代のいわゆる「ネオクラシック」車両の製品化が目立っている。理由はもちろん、プラモデルの主な購買層がアラフィフ世代であること。今回もアラフィフが感涙するような新製品が多くみられた。

　ハセガワの1/24ミノルタ カローラ レビン AE92 “1988” JTCとバイヨ スープラ ターボ A70 “1989 JTC”（各税込3740円）は、どちらも1980年代後半に全日本ツーリングカー選手権で活躍したマシン。いまだに鮮烈な印象を与える往年のグループAマシンが机上でよみがえる。

　フィギュア製品にも力を入れているハセガワでは、1950年代の1/24 カーモデルに最適な「50’sアメリカン ガールズ フィギュア」（税込990円）を7月3日頃に発売する。

　フィフティーズファッションとヘアースタイルの女性フィギュアのキットは、これまでありそうでなかったアイテム。こうなると、ローラースケートをはいたアメリカンダイナーの店員フィギュアも欲しくなる!

　有限会社プラッツが取り扱うマカオのBEEMAX社は、今回の静岡ホビーショーで1/12 ロータス 99Tのプラモデルキットを世界初公開。アイルトン・セナと中嶋悟がドライブしたマシンが初の1/12プラモデルとして製品化されるので、仕上がりが楽しみだ（予価 税込2万5300円）。

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