■寿命を迎えた場合にはショップに交換をお願いしたいパーツ・油脂類
タイヤやブレーキ関係もそうだが、以下は寿命を迎えた場合にはショップに交換依頼することをお薦めする。また、目安はあくまで目安であり、詳しくは愛車の取り扱い説明書に従うこと。
・エンジンオイル ガソリン車:1.5万kmまたは1年(ターボ車やディーゼル車、シビアコンディションでは大きく変わるので取り扱い説明書に従う)
・オイルフィルター エンジンオイル交換2回に1回
・冷却水 新車:16万kmまたは7年 2回目以降:8万kmまたは4年
・燃料フィルター 10万km
・ブレーキフルード 車検ごと
・クラッチフルード 車検ごと
・ヘッドランプ ハロゲン:3年1000時間 HID:5年2000時間 LED:15年10000時間
・ドライブシャフトブーツ 点検後に異常があれば
・タイミングベルト 10万km
・スパークプラグ 点検後に異常があれば
・Vベルト 点検後に異常があれば
■寿命を迎えた場合に自身でも交換可能なパーツ
「ホイール交換もオイル交換もショップにお任せ!」という人でも、寿命を迎えた場合に自身で交換可能なパーツがある。それが次の6つ。
ちなみに、ここで示す寿命はあくまでも目安で、使用条件、車種によって異なる場合があることはご了承いただきたい。
・発炎筒 4年
・ワイパーゴム 1年
・エアコンフィルター 1.5万km~3万km(シビアコンディションでは1~1.5万km)
・エアクリーナー 5万km(シビアコンディションでは2.5万km)
・パンク修理キットの修理剤 4年
・バッテリー 2~3年
上記6つのうち、多くのクルマでは助手席の足元に設置される発炎筒は正式名称を“自動車用緊急保安炎筒”と言い、誤表記しがちな発煙筒ではなく“発炎筒”が略称。
発炎筒の有効期限に関しては保安基準に記載がなく、「設置されていれば車検に通る」と言われることもあるが、筆者は数年前に受けたユーザー車検で「有効期限が切れているので交換してください」と検査官にはっきりと言われたことがある。
最近では火薬式の発炎筒ではなく、LED式の非常信号灯が普及しつつあり、火薬式の発炎筒を装備していて有効期限が心配な人はLED式に交換するのも手。ただし、使用電池が消耗していないかは必ずチェックしておきたい。
ワイパーゴムやエアコンフィルター、エアフィルターなどは特別な工具を必要とするものはほぼないため、自身のクルマの取り扱い説明書や商品パッケージ裏側などを確認すればDIYが苦手な人でも交換可能。
バッテリーに関しては作業手順こそ難しくないものの、ナビなどの他のメモリー機能が失われたり(ディーラーへ復帰作業をお願いすることになる場合も……)、交換時にプラスとマイナスをショートさせて大トラブルを生む可能性もあるので、少しでも不安を感じる人はショップへお願いするべきだろう。
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