2024年の年の瀬、年明け以降の話題の中心はホンダ&日産の統合になると思われていたが、「白紙」という結末であえなく終息。だがそれ以外の動向も気になるところ。2025年の自動車業界に必ず起こる動きをお伝えしておこう。
※本稿は2025年1月のものです
文:ベストカー編集部/写真:ホンダ、トヨタ、日産、ベストカー編集部 ほか
初出:『ベストカー』2025年2月10日号
自動車税制改革……2025年は大きな動きなし?
令和7年度の税制大綱では現在排気量で区分される自動車税を「重量」と「環境性能」で課税額を区分する方針が盛り込まれた。
これにより、2026年5月1日以降、現在の自動車税の体系が大きく改正、変更される可能性が高まったが、差し当たって2025年は大きな変更はない。EVの自動車重量税は2回目車検まで免税。2025年5月1日以降、EV以外に関して燃費基準達成比率の区分変更が一部実施されるが、大きな変更ではない。
ガソリン価格は高値安定
旧暫定税率に相当するガソリン1Lあたり25.1円の上乗せ分の廃止が求められているが、今後の廃止に向けて検討することが、令和7年度の税制改正大網に盛り込まれた。
また2024年末、政府が石油元売りに支給していたガソリン補助金が縮小したため、12月19日から1Lあたり5円程度値上がりしている。さらに間もなく、1月16日以降再び補助金が縮小され、5円程度の値上げが予測される。
【画像ギャラリー】2025年消滅確定……ニッポンのスポーツモデルラインナップを彩った日産 GT-R&トヨタ スープラ(16枚)画像ギャラリー原付が125ccに拡大
4月1日以降、排気量125cc以下で最高出力4kW(約5.4ps)以下の二輪車は原付免許で運転可能となり、普通免許でもOK。
ジャパンモビリティショー開催
10月30日~11月9日、東京ビッグサイトで開催。キーワードは「FUTURE」、「CULTURE」、「CREATION」。
首都高速八重洲線長期通行止め&KK線廃止
日本橋区間の地下化事業などにより八重洲線神田橋JCT~西銀座JCT間が2025年4月以降、2035年まで通行止め。八重洲線と接続するKK線(東京高速道路)は廃止。
【画像ギャラリー】2025年消滅確定……ニッポンのスポーツモデルラインナップを彩った日産 GT-R&トヨタ スープラ(16枚)画像ギャラリーその他
ホンダの青山本社ビルが建て替えのため、3月30日をもって1Fのウェルカムプラザが休館となる。
3月24日、マイナ運転免許証運用開始。大阪万博が4月13日に開幕。
残念ながらこれも決定事項……2025年消滅するこの2モデル
2007年に登場し17年間進化を続けたR35型GT-Rだが、現在販売されるMY2025をもって、2025年8月に販売が終了となる。後継車はどうなるのか?
●トヨタ スープラ
トヨタがBMWとの協業で開発したスープラだが、2025年春以降販売が開始されるファイナルエディションで、いよいよその歴史に終止符を打つ。
【画像ギャラリー】2025年消滅確定……ニッポンのスポーツモデルラインナップを彩った日産 GT-R&トヨタ スープラ(16枚)画像ギャラリー
コメント
コメントの使い方ウクライナが停戦となれば現状一部が占有してる石油が再び世界中に出回るので、一カ月でガソリンも重油もかなり下がります。
税制変えるには時間掛かりますが、輸入価格が変われば反映は速いです。そっちに期待ですね