日本導入熱望!! 海外でしか買えない日産のカッコいいクルマ5選

■シルフィ&セントラ

北米仕様の新型セントラは、従来の1.8Lエンジンから、新開発の2L直4NAエンジン(151.1ps/20.2kgm)に変更。トランスミッションはCVTを採用している

 日本では2012年登場の現行モデルが販売されすっかり影の薄くなっているシルフィだが、世界的に見ればトヨタ「カローラ」やホンダ「シビック」、VW「ゴルフ」などと同じミドルクラスに属するだけに日産にとっても重要なモデルである。

 シルフィは中国では日本と同じシルフィ、北米ではセントラの車名で販売されており、中国では2019年4月の上海モーターショー、北米では2019年11月のロサンゼルスモーターショーで次期モデルに移行済だ。

 最新のシルフィ&セントラはベンツ「CLA」のようなクーペルック的な部分もある4ドアセダンで、ボディサイズは全長4641×全幅1815×全高1450mmとミドルクラスとしては大きい部類だ。インテリアもダッシュボードの形状やキルティング的なシート生地を採用した点など、スペシャルティな部分も持つ。エンジンは中国仕様が1.6LNA、北米仕様は2LNAを搭載する。

 日本でのこのクラスのセダンの需要は決して多いとは言えない。しかし、9月にフルモデルチェンジされたカローラセダンに対する反響が悪くないのを考えると、前出してきたことに加え、カローラセダンのようにボディサイズの縮小も含めた日本向けの対応ができるなら、日本に導入する価値はあるように思う。

 さらに先代セントラにあった1.6Lターボを搭載し、MT設定されるNISMOのようなスポーツモデルも設定して、日本での車名も、この際かつての名門ブルーバードに戻すなどの工夫も盛り込めば、意外に面白いクルマになるかもしれない。

★日本導入の期待値 60

■アルティマ

北米仕様のアルティマには、量産エンジンとしては世界初となる、可変圧縮ターボ技術を採用した2L直4ターボエンジン(251.4ps/37.7kgm)が搭載されている

 シルフィのひとつ上のアッパーミドルのセダンである「ティアナ」は、日本ではシルフィと同じように影の薄い存在となっている。しかし、「アルティマ」の車名で販売される北米と中国では、トヨタ「カムリ」やホンダ「アコード」のライバルとなるだけにシルフィ&セントラ同様の重要なモデルで、2018年から次期モデルに移行している。

 北米と中国で販売されるアルティマはクーペルックな点など、全体的にシルフィ&セントラを大きくしたようなセダンである。エンジンはそれぞれに搭載される2Lの可変圧縮ターボ、北米仕様には2.5LNA、中国仕様には2LNAがあり、トランスミッションはいずれにもCVTが組み合わされる。

 日本導入に関しては、日本でのトヨタ車以外のこのクラスのセダンに対する注目の薄さや、日本で売るにはハイブリッドが欲しいのを考えると、その費用対効果に疑問を感じるのも事実で、難しいように感じる。

★日本導入の期待値 30

■ムラーノ

北米仕様は全グレードで3.5LV6エンジン(263.6ps/33.2kgm)を搭載。最大4台のカメラと3台のレーダーセンサーが組み合わせた先進安全技術「日産セーフティシールド360」を採用する

 ラグジュアリーラージSUVの「ムラーノ」は、日本では2015年に二世代で絶版となってしまったが、北米や中国では2014年登場の3代目モデルが販売されている。

 現在のムラーノも2代目までとキープコンセプトに近く、パワートレーンは北米仕様が3.5LV6、中国仕様は2.5LNAと2.5Lスーパーチャージャー+モーターのハイブリッドとなる。

 現在のムラーノは登場から時間が経っており、日本に導入するなら次のモデルとなるだろう。その際には、インテリアに代表される各部の質感向上などを施した上で、ライバル車になりそうなレクサス「RX」より『コストパフォーマンスがいい』といった売り方をすれば、商品として成り立ちそうな予感がする。

★日本導入の期待値 50

【画像ギャラリー】今後日本導入があるかもしれない、海外向けモデルの内外装をチェック!

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