クルマで一夜を過ごすなら「同じ姿勢」と「水分不足」に注意
被災後、自宅へ戻ることや避難所へ入ることに不安を感じ、クルマで夜を過ごす人は少なくないですが、車内は周囲に気を使わずに過ごせる反面、長期間の避難生活には適しておらず、健康への影響に注意が必要です。
とくに注意したいのが、いわゆる「エコノミークラス症候群」です。狭い車内で長時間同じ姿勢を続けると、脚の静脈に血栓ができる深部静脈血栓症や、その血栓が肺の血管に詰まる肺血栓塞栓症を発症するおそれがあります。こまめに水分を取り、定期的に車外へ出て歩いたり、体操をしたりして身体を動かしましょう。長時間にわたって座ったまま同じ姿勢を続けることは避け、足を伸ばせるよう車内を整え、できるだけ身体を水平にして休むことも大切です。
また、夏は熱中症、冬は低体温症への警戒が必要です。車内で安全に過ごせる気温でなければ、できるかぎり避難所へ移りたいところですが、やむを得ずエンジンをかけたまま過ごす場合は、積雪や土砂などでマフラー周辺がふさがれていないかをこまめに確かめるようにしてください。排気ガスが車内へ入り込むと、一酸化炭素中毒を起こすおそれがあります。
自治体が車中泊避難者の受け入れ場所を設けている場合は、指定された場所を利用し、受付を済ませます。体調が悪い場合や困ったことがある場合は我慢せず、近くの避難所へ相談してください。
夜間にトイレへ行く際は一人での行動を避け、街灯の有無を確かめたうえで懐中電灯を使用するなど、防犯にも注意が必要です。車中泊を選んだ場合も孤立せず、自治体や避難所と連絡を取れる状態を保つことが大切です。
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大地震が発生した際は、まず急ブレーキや急ハンドルを避けて安全に停止し、周囲の危険や公的機関からの情報を確かめます。クルマを置いて避難する場合は、施錠せず、キーを車内に残すなど、救助活動や道路啓開を妨げない対応も必要です。いざというときに慌てないためにも、運転中の対処と避難時のルールを覚えておきましょう。
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