真夏日にクルマを日向に駐車しておくと車内の温度はどうなる?
実際に真夏日にクルマを日向に駐車して試してみることにした。外気温は35℃、午後1時で晴れ時々曇りという状態で、1時間駐車してみた。
車内を締め切った状態で特に暑さ対策をしない状態では1時間停めていただけで、42℃を超えた。雲が出てこなければ、簡単に50℃を超え60℃に近づいただろう。
次に日陰に移動して冷房を全開にして室内をほぼ駐車前の状態にまで冷やしたうえで、今度はフロントウインドウにサンシェードを装着してサイドウインドウは閉めたまま、1時間駐車してみた。
すると対策なしよりも陽射しが強い状態になったこともあって、室温は46℃まで上昇した。サンシェードの効果が薄いのではなく、陽射しの変化の影響が大きく出た結果だ。
サンシェードを装着すると、室温が下がっただけでなく、それ以上に内装の温度を上昇させるのを防ぐことができた。
フロントシートはフロントウインドウからの直射日光で熱せられてしまうため、それが室温上昇を招くだけでなく、乗り込む時に熱くて不快な状態を防いでくれるのは助かる。
続いて、同じように車内を充分に冷やしたうえで、今度はサイドウインドウを3cm下げて、さらにサンシェードと併用してみた。
JAFのユーザーテストを見ると対策なしに比べ、サイドウインドウを下げると室温は1割程度低くなっている。
風の有無によっても若干の差はあるが、これとサンシェードを併用すると、どこまで温度上昇を抑えられるか試してみた。
すると結果は44℃と、サンシェード装着のみと比べて2℃しか低くならなかった。風がないこともあって、この程度の窓開けでは効果が薄いのだろう。
しかしサンシェードを装着しただけの状態よりも、明らかに室温上昇は抑えられている。
もっと開けた方が室温は下がるが、他のリスクを考えるとこの程度が限度と思っていた方がよさそうだ。
ただしサイドバイザーを装着しているなら、バイザーの高さぶんだけ余計に開けることもできそうだ。
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