アルファードの1%未満でも価値あり!? 新型グランエース 発売1年目の通信簿


■大量に売れなくてもグランエースの存在価値は大きい

高価かつ駐車スペースをとるが、車内の全員が快適に長距離を移動できる。ミニバン版センチュリーといった存在感だ

 以上のような事情から、グランエースが大量に売られることはないが、ミニバンの欠点を補う貴重な車種であることも事実だ。

 先に述べた通り、Lサイズミニバンとして人気の高いアルファード&ヴェルファイアも、3列目のシートは格納性が重視されて座り心地は意外に安っぽい。

 背もたれと座面は柔軟性が乏しく、床と座面の間隔も不足しているから、足を前方へ投げ出す座り方になってしまう。2列目のエグゼクティブパワーシートとは雲泥の差だ。

 ほかの車種も含めて、ミニバンは多人数乗車の可能なクルマと認識されながら、実際に快適に座れるのは1/2列目の4名までだ。3列目は「荷室に装着された折り畳み式の補助席」という扱いになる。

普通のミニバンの3列目は「補助席」的な扱いになりがちだが、グランエースなら快適だ

 そこがグランエースプレミアムなら、2/3列目の4名はエグゼクティブパワーシートに座れて、前席も相応に快適だ。6名全員が不満を感じることなくリラックスして移動できる。

 つまり、ミニバンを「多人数が快適に移動できる普通免許で運転可能な乗用車」と定義したなら、そこに当てはまる本当の国産ミニバンは、グランエースのみという見方も成り立つ。

 グランエースはほとんど売れていないが、ミニバン王国の日本には不可欠の車種だろう。少々大げさにいえば、センチュリーのような存在だ。

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