■県知事からの条件(5) 長距離移動での居住性
長距離移動で最も重要なのは「飽きない」ことと「寝やすい」の2点。このふたつを考えると、ミニバンをもってベストとします。ありきたりになっちゃうけれど、今や日本の政治家やVIP御用達になっているアルファードしかありません。
そもそも一度に多くの人が乗れるため、車内で会議なんかするのによいし、溜まった案件の処理などのため移動可能なオフィスとすることだってできる。ハイブリッドを選ぶと、自然災害などに遭遇し停電したって200人分くらいのスマホを充電させられる。
移動時は快適に寝られ、見たい映画とかあれば好きに楽しめるというモノ。最も高いアルファード選んだってセンチュリーの価格を考えたら安い。日産好きならエルグランド。オデッセイでもよい。
●編集部のオススメ──三菱 デリカD:5
■県知事からの条件(6) 環境性能
環境性能で選ぶなら新型MIRAIしかないと思う。なんせ燃料電池には日本の“MIRAI”も関係してくる。ここで自治体の首長さんがこぞって乗ってくれたらよい方向を向くってモンだ。
ただ燃料電池車を運行できるのは水素ステーションのある地域だけ。幸い例の県なら運用可能です。加えて県知事は立派に見えるセダンをお好みのようなので、その点でもピッタリじゃなかろうか。
じゃなければ少し待っていただき日産ARIYAというチョイスもよさそう。電気自動車ならどこにでも急速充電器があるため運用に困らない。
しかも来年になったら日産だって大いに環境性能をアピールするから、自らECOカーだとアピールする必要なし。キムタクのクルマだと言ってウケを取ることだって可能。
●編集部のオススメ──スズキ ジムニー
■最終結論──とりあえずこちらに乗ってみてください
●国沢光宏推薦の一台
どうしてもセンチュリーに乗りたいのなら乗ればいいと思う。ただし次の選挙の時に「公用車をセンチュリーにします」とキッチリ言って当選してからにしてほしい。
知事の公用車、国際的な慣習からすれば国のTOPの2ランクくらい下が普通。日本なら600万円前後でしょう。アルファードか新型MIRAIか、といったあたり。
それ以上の予算を使うのなら、選挙民の認証が必要だと思う。予算の決め方ってそうでしょ? 知事なら何でも勝手に決めていいってものではありません。
●編集部推薦の一台
正直、県知事の言った条件を完璧にクリアできるクルマは存在しないと思われる。なんらかの妥協が必要だ。
そこで何を妥協するのがよいか、いろいろ考えてるうちに、そのほとんどを妥協しても、県知事としての仕事のクオリティに差はないのではないかという気もしてきた。
ただ立派に見えるセダンが好きそうだとの国沢氏の分析もあったので、コイツを薦める。プレミオ/アリオンだ。顔はチョイ豪華だが5ナンバー。その奥ゆかしさが県民にもウケるはず。
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