歴代最高のスバル車はどれか? 名車ズラリ 孤高の独自路線が目白押し


■いかにもスバルっぽい初代レガシィ(清水草一)

 私は非スバリスト。STIの限定モデルにもあまり試乗もできていない。そして新型レヴォーグには乗っていない(よって対象外)。そういう一般ピープルな目から見たベスト5です。

 1位は、初代レガシィツーリングワゴン。出た時からカッコいいなと思ってたし、使い込むほど味が出る、いかにもスバルっぽいいいクルマだと思ってたけど、昨年本当に久しぶりにスバルの保存個体に乗せてもらって感動!

初代レガシィツーリングワゴン(1989~1993年)

 乗り味は歴代レガシィのなかで一番濃いと感じて感動しました。その裏には、古いというだけでつい加点してしまう味わいがあるとは思うけど、それにしてもよかった。

 アレを超えるスバル車は出てない気がする。燃費を除いて。

 2位は、名車と言われる4代目B4の2Lターボモデル。実にスバルらしい男の世界なクルマで、コイツなら高速道路でポルシェと戦える!! みたいな雰囲気ビンビン。実に端正で精悍なクルマだった。あえてB4を選んだ人はカッコイイ!

4代目レガシィB4 2.0GT…いまだに乗り替えない人も多い名モデル

 3位は、日本ではまったく人気のなかった6代目レガシィB4。完全なアメリカンサイズで、日本での販売は最初から捨ててたけど、あのゆったりおおらかな乗り心地はステキだった。

 精度の高いアメ車って感じで、でっかいオトコになれる雰囲気で! 全幅を生かしたデザインもカッコいいし。

 4位は、初代レヴォーグの後期モデル。私が乗ったのはC型というヤツです。これはBMW的ないいクルマで、4代目レガシィツーリングワゴンの正統な後継モデルの雰囲気だったなぁ。

 そして5位は現行XV。SGPのデキはそんなでもないし、パワーも燃費もイマイチだけど、とにかくデザインがいい。これに乗ってる人は知的でカッコいい遊び上手に見える!

 ひたすらデザインのよさで5位に入れました。

 あっ、唯一所有したスバル車であるSVXが入らなかった……。

●清水草一のスバル オールタイム・ベスト5
・1位…初代レガシィツーリングワゴン
・2位…4代目レガシィB4 2.0GT
・3位…6代目レガシィB4
・4位…初代レヴォーグ2.0STI Sport
・5位…現行型XV

■日本自動車史に輝くスバル360(斎藤 聡)

 1位は、戦後の国産自動車史に燦然と輝く名車スバル360。テントウムシの愛称でも知られるこのクルマは、軽量化のために航空機の技術をそのまま持ち込んだモノコックボディを採用し、室内スペースを広げるためトーションバースプリングを採用。

スバル360(1958~1970年)…12年間にわたって約39万2000台が生産され、“てんとう虫”の名で愛された国民車。航空機技術を応用した超軽量構造を採用

 また、横置きのリアエンジンも省スペースのためのレイアウトだった。かわいいだけじゃなく当時の先進技術を満載しているのが理由。

 2位には、国内におけるスバルの評価をイッキに押し上げたレガシィツーリングワゴン(初代)を挙げたい。

 ツーリングワゴンの一時代を築いたクルマ。完成度で4代目BP/BL型、レガシィらしさで3代目BE/BH型だが、やはり元祖BC/BF型を代表モデルに推す。

 ちなみにレガシィからスバルはWRCに参戦を開始。1993年のニュージーランドラリーで1勝を挙げる。

 3位はスバルの名前を世界に轟かせた初代インプレッサWRX。レガシィによるWRC参戦を引き継ぐ形で、勝つためのパッケージとして開発されたインプレッサWRX。ここは始まりの1台として、初代となるWRX STiタイプRAを推したい。

初代インプレッサ 22B STi(1998年)…スバルの1995~1997年WRCメイクス3連覇達成を記念したコンプリートカー。当時の価格で500万円という高額車だったが、わずか2日間で完売したという伝説のSTiモデル

 4位はインプレッサがWRCで3連覇を遂げたワールドラリーカー97のイメージを再現したSTiのコンプリートカー。

 排気量が2122ccあったので、ターボのレスポンスがよくパワーバンドの広い乗りやすいエンジンだった。乗り心地も意外なほどマイルドだったのが印象的。

 5位は、異端のスポーツカーとしてアルシオーネSVXを挙げようと思う。

 ジウジアーロの手になるデザインで、エンジンは3.3L水平対向6気筒!!

アルシオーネSVX(1991~1997年)…5人乗りと4人乗りを設定した2ドアクーペ。ジウジアーロによる端麗なエクステリアデザインとグラスtoグラスのキャノピーが特徴的

 機械的なバランスのよさが作り出すエンジンの上質なフィーリングが、インテリアの高級な仕立てとともに独特の存在感を発揮していた。

 バブル崩壊がなければ、水平対向6気筒を武器にスバルは高級車メーカーになっていたかもしれない。

●斎藤 聡のスバル オールタイム・ベスト5
・1位…スバル360
・2位…初代レガシィ
・3位…初代インプレッサWRX STi
・4位…初代インプレッサ22B STi
・5位…アルシオーネSVX

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