ドアノブで「バチン!」 2秒でできる!! 冬場の静電気を防ぐ簡単な方法

ガソリンスタンドでは要注意!!

 ドアノブのほかにも、カーライフにおいて静電気に注意をしなければならないのは、やはり給油時でしょう。給油口のキャップを開けた時や給油中に感じる、ガソリンの何ともいえない臭いの正体は「気体となったガソリン」そのものです。つまり、目には見えなくても、ガソリンは、あなたの体のすぐそばに、きているのです。

 ガソリンの引火点はなんと、-40℃以下。真冬のどんなに寒い日でも、静電気やたばこなど、小さな火種さえあれば、すぐに引火します。気体となったガソリンが漂っているところへ、静電気が起きたら…。どうなるかは、わかりますよね。

ガソリンの引火点はなんと-40℃以下 真冬のどんなに寒い日でも、静電気やたばこなど、小さな火種さえあれば、引火する可能性はある(PHOTO/Adobe Stock@Максим Ермак)
ガソリンの引火点はなんと-40℃以下 真冬のどんなに寒い日でも、静電気やたばこなど、小さな火種さえあれば、引火する可能性はある(PHOTO/Adobe Stock@Максим Ермак)

 セルフ式のガソリンスタンドでは、給油のためにクルマから降りる必要がありますが、このとき、服同士や、服とシートがこすれあうことで、簡単に帯電してしまいます。前述したように、合成繊維のものを着る機会が多い冬は、特に注意が必要。

 現在は、給油ノズルに静電気を逃がす仕組みが施されるなど、対策が進んでおり、セルフスタンドにおける静電気火災は減少しています。しかし、ガソリンが危険物であることに変わりはありません。給油前、静電気除去シートには、必ず触れましょう。

 ほかにも、クルマから降りる際や、シートから体をはなす前に、クルマの金属部分に触れながら降りると、静電気をドアに流すことができます。

現在は、給油ノズルに静電気を逃がす仕組みが施されるなど、対策が進んではいるが、給油前の静電気除去シートには必ず触れること(PHOTO/Adobe Stock@umaruchan4678 )
現在は、給油ノズルに静電気を逃がす仕組みが施されるなど、対策が進んではいるが、給油前の静電気除去シートには必ず触れること(PHOTO/Adobe Stock@umaruchan4678 )

<余話>帯電しやすい体質というのはない

 筆者も乾燥肌で、人よりも静電気を発生しやすい体質だと思っていたのですが、「帯電しやすい体質」というものはなく、静電気は、身につけている衣服の帯電のしやすさが原因のようです。例えば、冬場に着ることが多い、ポリエステルのシャツとウールのセーターは、もっとも帯電しやすい組み合わせです。

 こうした組み合わせを無意識に選んでいる方が、静電気が起きやすいことを「体質」だと言っていることが多いそう。髪の毛の長さや体毛の濃さ、皮膚の乾燥具合などは、若干の個人差は起きるかもしれませんが、さほど静電気には影響しないようです。

【画像ギャラリー】クルマのドアノブに触れる前に、放電する方法

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