■悲喜こもごも ターニングポイントになった「車名変更」
いかなる時でも車名変更は大きなターニングポイントとなる。そして慣れ親しんだビッグネームほど、変更した時の衝撃は大きい。
車名変更といえば注目されるのはマツダだろう。
2019年にアクセラ改めマツダ3を登場させてから、アテンザ→マツダ6、デミオ→マツダ2に変更。
グローバル戦略の一環として、車名を全世界で統一。これは大きなターニングポイントだが、日本では数字、アルファベットの車名が受け入れられにくいのが気がかり。
続いてはトヨタ。マークIIからマークXに変更されたのは2004年。マークIIでいえば10代目のモデルだ。ラグジュアリー志向からスポーツセダンに鞍替えしたのもあって、車名変更は大成功。しかし、セダン受難時代には抗えず、2019年限りで消滅。まぁ、これは車名変更とは無関係だろう。
最後はクラウン。クラウンは車名こそ変わっていないが、現行で車名に匹敵する、ロイヤル、アスリートの名称が廃止された。併せて走り志向で硬い乗り味も既存のオヤジユーザーを戸惑わせている。
■コンセプトチェンジ
ホンダインサイトはハイブリッド専用車というのは不変ながら、3世代のモデルすべてのボディ形態が違う、世界的にも珍しいクルマ。2代目で波に乗るも3代目プリウスの影響で長続きしなかったのが惜しい。
フォレスターは背の低いSUVとして登場したが、3代目で走りのよさはそのままに車高をアップさせて人気上昇して現在の安定期に至る。
■FRからFFに! 駆動方式の変更がターニングポイントになったクルマたち
トヨタカローラレビン/トレノはAE92でFF化された。クルマ好きにとっては事件だったが、AE92は歴代ナンバーワンの販売をマークして大ヒット!!
セフィーロは2代目でFF化されユーティリティは大きく進化したが、ごく普通のセダンとなってしまった。
エルグランドは3代目でFF化。しかしFR時代より室内、ラゲッジが狭く既存ユーザーは落胆し、販売は大きくダウンしてしまった。
新しいところではBMW1シリーズ。唯一のFRコンパクトがFF化されたことで、先代の最後のFRの中古車が高値安定となっている。
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