交通取り締まりマニアが「こだわり」解説 取り締り&覆面パトカー5つの疑問

■速度取り締まりをしなパトカーとするパトカー

Q.速度取り締まりって、交通機動隊のパトカー以外にはできない(やらない)ものなんでしょうか?

A.高速道路上であれば、基本的には高速隊のパトカーが専門的に取り締まりに当たっていると考えて間違いない。

 では一般道はどうかというと、所轄地域課のパトカーや自動車警邏隊のパトカーも速度取り締まりはやる場合がある。

 交番などにあるコンパクトカーのパトカーには速度取り締まり用の計測器が搭載されていないのだが、街でよく見かけるクラウンパトには速度計測器が搭載されている。

 一般道で見かけるクラウン白黒パトの場合、ルーフ上の赤色灯が直接ルーフに固定されているのが交通機動隊所属の3.5リッターエンジン搭載モデルで、台座のようなものがルーフに乗っているのが所轄&自邏隊所属の2.5リッターモデル。

 交通取り締まり専門の交機にはハイパワーバージョンが配備され、運動性能を重視して赤色灯も昇降装置なしなのだ。もちろん速度取り締まりは得意中の得意だし、隊員はそのために特化した訓練を集中的に受けている手練ればかり。

 いっぽう所轄や自動車警邏隊は追尾による速度取り締まりのような高度な技術を要する取り締まりには少々及び腰というのがホンネ。

 交通違反については信号無視や一時不停止、黄色線またぎなどの違反検挙に重点を置いている傾向はある。ただし、定期的に異動のある警察。所轄パトの乗務員にも元交機隊員だって当然いる。

 警視庁管内では銀色のハイエースが交通部に配備されていて、いっけん事故処理車や機材運搬車のような雰囲気を見せながら違反車をバンバン検挙しているので要注意。速度取り締まりはしていないようだが、信号無視などは重点的に検挙しているようだ。

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