■どちらを選ぶかはユーザーが決めることではあるが……
もちろん、そんな考え方=20世紀的クルマのあり方そのものを否定して誕生したのがテスラであることも筆者は知っている。これまで善とされてきた、それゆえ高価であることが許された積み上げ式の価値観を破壊して、EVの高性能車は一点張りの注目を浴びてきたわけだし、これからもそうなるだろう。
だから選ぶほうも自分の価値を信じて選べばいいだけのことだ。選択肢は常にユーザーの側にある、というのが、EV論争における究極にして全能の回答だと今も信じている。
モデルSが躍起になってニュルを攻めていること自体、総合性能をポルシェ並みに引き上げることにテスラは今、必死だということ。ただし、クルマの総合性能を決める要素はニュルブルクリンクのタイムアタックだけでないこともまた、我々クルマ好きは歴史的に知っている。
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