惜別S660!! ホンダ入魂のミドシップ車列伝!!! 軽トラからNSXまでユニークな傑作&珍作も!?

■Z/1998年登場

1998年登場のホンダ Z。普通の軽自動車のエンジンをただ真ん中に置いただけの不思議なクルマだった
1998年登場のホンダ Z。普通の軽自動車のエンジンをただ真ん中に置いただけの不思議なクルマだった

 これはホンダ史上最悪に近い珍作だ。フツーの実用的な軽自動車のエンジンをミドシップにしても、スペースユーティリティが悪くなるだけで、利点はあまりない。後席は床面が一段高くて狭苦しいし、腰高で別に操縦性がいいわけでもなく、ホントに変わったクルマでした。

 なぜミッドシップにしたのか、いまだに理解できないのだが、開発陣の頭には、ミッドシップのアクティが好評だったことがあったのでしょうか?

■現行型アクティ/2009年登場

2009年登場のアクティ。荷台の下を覗き込むとエンジンを見ることができた
2009年登場のアクティ。荷台の下を覗き込むとエンジンを見ることができた

 アクティは農道のNSX。そのエンジンは見事にリアアクスルのすぐ前方に位置していて、荷台の下を覗き込むとそれが見えるのがステキだった。雪の鷹栖ハンドリング路で試乗させていただきましたが、さすがミドシップ、とてもバランスがよくて楽しかったです。

 「農道のポルシェ」ことサンバーが絶版になり、アクティも絶版になり、軽トラが全部キャブオーバータイプになったのは、ニッポンの損失ですね。ユニークな軽トラでした。

【画像ギャラリー】スポーツクーペから軽トラまで ホンダ・ミドシップ車の歴史を写真で振り返る

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