■やはり新型車の存在はディーラーにとって効果的
こうなると、新型アクア目当てで7月以降も店頭集客が期待できることになる。ただ、7月のタイミングでは新型アクアはもちろん、登録車の多くは7月中の登録、つまり夏商戦の販売実績として積み上げるのは難しい。
しかし、このタイミングの受注は、9月の半期決算セール(年度末決算セールの次によく新車が売れる時期)での販売実績としてカウントすることができるので、ディーラーとしても、値引き拡大なども怠らず、熱心に販売してくるはずだ。
8月24日から9月3日の期間でパラリンピックが開催されるので、世の中はなんとなくお祭りムードを9月まで引きずることになる。そのため、人寄せパンダとしても新型アクアの存在はトヨタの新車販売にはかなり効果的なものとなるに違いない。
現行型アクアのユーザー数は莫大なものになっているので、そのユーザーを丁寧に新型へ乗り換えさせるだけでも、次期型アクアもかなりのヒット車になる可能性を秘めている。
■今年は5月後半から商談の準備を進めておきたい
アクア以外にも、トヨタは次期ランドクルーザーや、カローラクロスも、夏商戦から半期決算セールに合わせて発売予定となっている(つまり、放っておくと閑散期となるタイミングに新型車でディーラーへ呼び込もうとしている)。
これらの情報どおりならば、人寄せパンダが複数いることになるので、集客力はかなりのものとなりそうだ。
トヨタ以外のメーカーでは、ここまで賑やかになりそうな夏商戦に絡めたニューモデル情報をつかむことはできなかった。
とにかく夏商戦のタイミングで新車購入を考えているのならば、ゴールデンウイーク明け直後、遅くとも5月の第三週ぐらいから活動を開始し、6月に結論を出すようにすることが、夏商戦のタイミグで好条件で新車購入できる絶好のタイミングといえるだろう。
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