ベンツ工場でエンジン生産終了! ドイツの内燃機関技術はこのまま死に絶えるのか?

■自動車のCO2削減で世界最先端を走っているのは日本メーカー

高効率ハイブリッドやPHEVなどで日本メーカーは、自動車のCO2削減では世界最先端を走っている
高効率ハイブリッドやPHEVなどで日本メーカーは、自動車のCO2削減では世界最先端を走っている

 欧州の自動車メーカーだって、本音を言えばいま現在利益を上げているのは従来どおりのエンジンを搭載したモデルしかない。ダイムラーでいえば、AMGやSクラスなどの高価格車が儲け頭だし、VWグループでもポルシェとアウディが利益の75%を稼ぎ出している。

 口では電動化電動化と言ってはいるが、全モデルを電動化してこの利益を維持できるかといえば明らかにノー。内燃機関の開発、とりわけ高付加価値モデル用のエンジン開発は、ビジネス上やめられるはずがないのだ。

 まぁ、これからも「内燃機関はオワコン」というニュースが、とくに欧州方面からつぎつぎと出てくるだろうが、賢い消費者としてはそれを鵜呑みにしないようにご用心。

 高効率ハイブリッドやPHEVなど、自動車のCO2削減で世界最先端を走っているのは、ほかならぬわがニッポンの自動車メーカーなんですからね。

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