スズキのカリスマ経営者鈴木修さんが残した「心に響く名語録」


名語録5、6/鈴木修氏の独創性がよく表れている

「47万円アルト」の価格を実現すべく徹底的に無駄を排除。エアコンはおろかラジオすらオプションだった。社名も鈴木修さんの鶴の一声「こんなクルマがあるといいな」から付けられたという

 「メーカーというものは工場にカネが落ちているところだ。設計がいいモノを考えて、生産現場がいいモノをつくれば、そんなもん、売れますよ。管理なんて必要ない」


 「メーカーは現場がどうモノを作るかが勝負で、システムだとか管理だとかは後からついていけばいい」

 鈴木修さんは、人と同じことをやるのが大嫌いだった。だから他社とは違う発想で新車を開発したし、今までにない独創的なクルマを生み出そうとしたのである。

 やるなら、世界初、世界一を目指すのがスズキだった。この発想から生まれたのが初代アルトであり、背の高いワゴンRだ。ソリオやハスラーも、このスズキイズムから生まれた傑作である。

 今までにないクルマだから、企画を通し開発するには勇気がいった。が、「人生には、チャンスを掴むか逸するか分かれ道がいっぱいある」と考えている鈴木修さんは、開発にゴーサインを出したのだろう。

初代ワゴンRの車名は修会長の「アルトもある、ワゴンもあーる」の閃きの一言から命名されたと言われている

名語録7、8/スズキの不屈のチャレンジ精神が端的に表れている

 「チャレンジするときは目標を高く」

 「ビリだからチャレンジできた」

 この2つの名言は、スズキの不屈のチャレンジ精神を端的に表現した名言だ。制約の多い中で、最高の作品を生み出す心意気を述べている。

 また、ビリなら下に落ちないから、今やっていることを、全部ひっくり返すことも難しくない。肩の力を抜き、柔軟な姿勢でクルマづくりに取り組むことができる。

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