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■リセールバリューのいいSUV/トヨタ RAV4


2019年式残価率72.8%

写真はRAV4「アドベンチャー」。グリルのデザインなど、他のグレードと外観の差別化を図っている
写真はRAV4「アドベンチャー」。グリルのデザインなど、他のグレードと外観の差別化を図っている

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 続いては最近になってPHVの販売を再開したトヨタ RAV4。現行モデルは約2年8カ月ぶりとなる2019年4月に発売した。

 トヨタのクルマ構造改革であるTNGAに基づいたプラットフォームや高い熱効率を誇るダイナミックフォースエンジン、そして新開発のダイナミックトルクベクタリング4WDをはじめとした3タイプの4WDシステムを搭載するなどオンオフ問わない高い走行性能を実現しているのが特徴。

 搭載するパワートレインは2L、直4ガソリンエンジンと2.5Lガソリンエンジン+モーターのハイブリッドの2種類。安全装備では次世代の予防安全パッケージのトヨタセーフティセンスを全車に標準装備している。

 また、全車にDMC(専用通信機)を搭載し、クルマと情報センターを繋げるコネクティッド機能も装備している。下取り価格を調べたのは、ガソリン車にのみ設定されている高い悪路走破性を誇るアドベンチャー。

 まだ、2019年式の2年落ちの下取り価格しか算出できないが、約241万円、残価率72.8%と高水準をキープ。最近人気が衰えてきたという声を真っ向打ち消す数字を示している。

■リセールバリューのいいSUV/マツダ CX-5


●2019年式残価率68.8%、2018年式残価率61.3%

初代の基本フォルムを踏襲しながら、さらに躍動的なデザインが与えられた現行のCX-5
初代の基本フォルムを踏襲しながら、さらに躍動的なデザインが与えられた現行のCX-5

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 続いては、トヨタに次いでSUVのラインアップが充実しているマツダ車のSUVをチェックした。まずはCX-5。2代目となる現行モデルは2016年12月に発表され、2017年2月より販売開始された。

 ボディサイズの拡大が進むなか、現行型のCX-5は先代モデルとほぼ同じ大きさとなっている。インテリアはドライバーの操作性とともに後席の快適性を向上させている。

 搭載されているパワートレインはデビュー当初は2L、直4ガソリンエンジン+6速AT、2.5L、直4ガソリンエンジン+6速ATそして2.2L直4ディーゼルターボエンジン+6速ATの3種類だったが、2018 年10月に最高出力230psを発生する2.5L、直4ガソリンターボエンジンを追加し、ラインアップを強化した。

 先進安全技術「アイ・アクティブセンス」を全車標準装備し、高い安全性を実現している。ただ、毎年のようにアップデートを行っているので同じ年式でも機能差があるので注意が必要だ。

 下取り価格を調べたのは、人気のディーゼルエンジンを搭載したXDプロアクティブ2WD車。2年落ちの2019年式の下取り価格は約207万円、残価率は68.8%と合格点だ。そして2018年式でも約198万円、残価率は61.3%をキープ。

 しかし2018年式と2019年式で残価率に開きがあるのは、この年にCX-5は2度の一部改良を行っているため。やはりマイナーチェンジや一部改良は残価率に影響を及ぼすということがわかる。

■リセールバリューのいいSUV/ホンダ CR-V


●2019年式残価率65.7%、2018年式残価率65.4%

2020年6月に行ったマイナーチェンジで、シーケンシャルターンシグナルランプを全車に標準装備した
2020年6月に行ったマイナーチェンジで、シーケンシャルターンシグナルランプを全車に標準装備した

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 続いてはホンダCR-Vを調べてみる。5代目となる現行モデルは、2018年8月に発表された。従来は5人乗り仕様だけだったが、現行モデルではガソリン車に7人乗り3列シート仕様を設定したのが特徴だ。

 搭載されているパワートレインは1.5L、直4ガソリンターボエンジン+CVTと2L、直4ガソリンエンジンと2つのモーターを組み合わせたハイブリッドシステムの2種類。駆動方式は全グレードで2WD(FF)と4WDが設定されている。

 運転支援システムは、ホンダ独自の「ホンダセンシング」を全車に標準装備し高い安全性を誇っている。2020年にマイナーチェンジを行い、内外装の変更は小さめだが、装備の充実化が図られた。

 下取り価格を調べたのは1.5 EXマスターピース7人乗りの2WD車。2019年式の下取り価格は約255万円、残価率は約65.7%と及第点は与えられる。そして車検サイクルを迎える2018年式でも約254万円、残価率65.4%と横這いとなっている。

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