NO.1はランクル!? 購入前に知っておきたいリセールバリューが高いSUV 安いSUV

■リセールバリューのいいSUV/スバル フォレスター 


●2019年式残価率76.9%、2018年式残価率76.0%

2L水平対向4気筒DOHC(直噴)+モーターを搭載するフォレスター「アドバンス」。新車時の価格は315万7000円
2L水平対向4気筒DOHC(直噴)+モーターを搭載するフォレスター「アドバンス」。新車時の価格は315万7000円

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 スバルのSUVのなかで最も悪路走破性に長けたフォレスター。5代目となる現行型フォレスターは2018年6月に登場。SGPと呼ばれる新世代プラットフォームを採用し、オンオフ問わず高い走行性能を実現している。

 搭載されているパワートレインはデビュー当初、2.5L水平対向4気筒ガソリンエンジン+CVTとe-BOXERと呼ばれる2L水平対向4気筒エンジン+モーターのマイルドハイブリッドシステムの2種類だった。

 2020年10月に行った一部改良で、2.5Lエンジンが廃止され、新開発の1.8Lターボエンジンを搭載し、e-BOXERを搭載するグレードが拡大している。スバル独自の運転支援システム、アイサイトを核とする安全装備が充実。車両の全方位を監視して危険を回避してくれる。

 下取り価格を調査したのは、中古車で最も多く流通しているe-BOXERを搭載したアドバンス。2019年式の下取り価格は約243万円で、残価率は76.9%と非常に高水準を示した。

 そして2018年式でも約240万円、残価率は76.0%とランドクルーザーに次ぐ高水準をキープしている。やはりスバルSUVの人気の高さは下取り価格からも証明されている。

■リセールバリューのいいSUV/トヨタ ライズ


●2019年式残価率75%

5ナンバーサイズながら、SUVらしい力強さを感じさせるデザインで販売が好調なトヨタのライズ
5ナンバーサイズながら、SUVらしい力強さを感じさせるデザインで販売が好調なトヨタのライズ

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 一般社団法人日本自動車販売協会連合会が発表した2020年新車販売台数(軽自動車、輸入車を除く)で堂々の2位に輝いたのがトヨタ ライズだ。2019年11月から販売開始したライズはトヨタのSUVラインアップで最小のモデルで唯一の5ナンバーサイズ車。

 搭載されているエンジンは1L直3ターボの1種類で、トランスミッションはスプリットギアを組み合わせて伝達効率を向上させたD-CVTが組み合わされている。

 駆動方式は2WD(FF)と発進時や滑りやすい路面走行時に後輪へのトルク配分を最適に行う「ダイナミックトルクコントロール4WD」の2種類。そして運転支援システムは全車速追従機能付ACC(アダプティブクルーズコントロール)機能などを採用したスマートアシストを搭載している。

 リセールバリューを調べたのは、中古車で最も流通台数が多い1.0Z 2WD車。新車時価格は206万円で、デビューイヤーの2019年式の下取り価格は約150万円で残価率75%と非常に高くなっている。

 まだ登場して2年しか経過していないフレッシュなモデルだが、初の車検サイクルを迎える3年落ちとなっても下取り価格はそれほど下がらないだろう。

■リセールバリューのいいSUV/ランドクルーザープラド


●2019年式残価率73.8%、2018年式残価率71.1%

迫力を感じさせるフロントマスクが魅力のランドクルーザープラド
迫力を感じさせるフロントマスクが魅力のランドクルーザープラド

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 4代目となる現行ランドクルーザープラドは2009年に登場。すでに約12年も販売しているロングセラーモデルだ。2013年9月のマイナーチェンジを皮切りに、何度も手が加えられているが、直近で改良が加えられたのが2020年8月。

 内外装の変更はほとんどないが、ディーゼルエンジンのターボチャージャーが改良され最高出力が204psに向上。さらに衝突被害軽減ブレーキのプリクラッシュセーフティの検知範囲の拡大やレーンディパーチャーアラートなど、運転支援システムのトヨタセーフティセンスの機能が向上されている。

 現在搭載しているパワートレインは2.7L、直4ガソリンエンジン+6速AT。そして2.8L、直4ディーゼルターボエンジン+6速ATの2種類。駆動方式は全車4WDで、TZ-Gを除く全グレードで7人乗りに加えて5人乗りも設定されている。

 下取り価格を調べたのは人気グレードの2.8DT TX 7人乗り。10年以上販売されているロングセラーモデルながら、人気は健在。2019年式の下取り価格は約328万円で、残価率は73.8%と非常に高い。

 そして2018年式でも約316万円、残価率71.1%と高水準をキープしている。5年落ちの2016年式では約257万円、残価率57.8%と下がるものの、一般的なクルマと比べると相当高くなっている。まだフルモデルチェンジの噂は聞こえてこないので、まだこの高水準は続きそうだ。

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