キャデラック新型EV発表!!「リリック」とは一体何者か?


■GMの反撃は「ハマー」の復活に始まり、「リリック」が続く!!

 こうした時代変化に対応するため、GMは2020年に車内の開発体制を大幅に見直し、

 EVについては中大型車向けEV専用プラットフォーム「アルティウム」を開発した。床下にリチウムイオン二次電池の大型電池パック、そして前後の車軸にモーターを配置してFWD、RWD、またはAWDの各グレードに振り分ける。

 こうした発想は、テスラを含めて近年のEV開発の定石となっているが、gmの場合、VOLTから協業している韓国LG化学との連携強化などにより、リチウムイオン二次電池のコスト低減などを狙う。

 アルティウムの量産第一号は、GMC『ハマーEV』となる。

 ハマーといえば、2000年代にgmの既存車体やエンジンを活用した「H2」や「H3」が人気となるもリーマンショックの影響で2009年にGMが経営破綻した際、廃止された販売チャネルだ。

 今回は、上級なSUV、ピックアップトラック、ミニバンを持つGMCブランドでのひとつのモデルとしてハマーをEVとして復活させた。ハマーの場合、大出力と大型電池パックを強調して、GMのEV本格参入を印象付けている。いわゆる、飛び道具という印象がある。

 一方、リリックの場合は、価格は最上グレードでハマーEVのほぼ半額に設定しており、

 GMとしてはテスラに対抗してプレミアムEV市場で大きなシェア獲得を狙う、販売台数増を狙う本気モードのEVだといえる。

「リリック」のリアスタイル。2mに迫る全幅と低めの全高により、クーペルックのクロスオーバーSUVとして伸びやかで魅力的なスタイルだ。日本上陸にも期待!

 では改めて、リリックのスペックを見ていく。

 ボディ寸法は、全長4996×全幅1977×全高1623mm、ホイールベースは3094mm。モーターはひとつ(広報資料には搭載位置の記載はないがRWDと推測)で、最大出力は255kW(340hp)、最大トルクは440Nm。

 電池容量は100kWhで、満充電での航続距離は300マイル(約482km)以上。交流充電では19.2kW、また直流での急速充電では190kWに対応し、直流急速充電の場合で例えば10分間で76マイル(122㎞)走行可能だ。

 はたして、リリックはプレミアムEVの新常識となるか? リリック日本上陸に期待が高まる。

【画像ギャラリー】GMがEV市場に本格参入!新型EVキャデラック「リリック」発表で反撃開始だ!!