全身黒ずくめのクルマ! やりすぎ!? 世界的に流行しているのか?

■メルセデス・ベンツ&AMGはマットブラックで人気を獲得

以前から「黒ずくめ限定車」の販売実績があるメルセデス・ベンツ。直近ではAMG GTをベースにした限定40台のナイトエディションを2020年8月に発表した
以前から「黒ずくめ限定車」の販売実績があるメルセデス・ベンツ。直近ではAMG GTをベースにした限定40台のナイトエディションを2020年8月に発表した

 メルセデス・ベンツ(特にメルセデスAMG)では、過去には連発ではなくとも気合いの入ったブラック仕様車を登場させており、たとえば、メルセデスとメルセデスAMGともにブラック仕様の「ナイトエディション」を積極的に設定してきた。

 2020年8月に発表した「GT」「GTロードスター」をベースとしたモデルでは、内外装をブラック基調として統一。カーボンファイバールーフ(クーペのみ)やマットブラックペイントのアルミホイールなどを採用したモデルだった。

 ボディカラーはクーペ専用に「オブシディアンブラック」(クーペとロードスターにはグラファイトグレーマグノを設定)を用意したうえで、内装色はブラック、インテリアトリムはピアノラッカーの組み合わせで、ダイヤモンドステッチ入りのナッパレザーシートを含むフルレザーパッケージが採用されていた。全国 限定40台(クーペ合計35台、ロードスター5台)だった。

ベンツGLCの特別仕様車「ナイトエディション」。ベース車はGLC 220d 4MATIC
ベンツGLCの特別仕様車「ナイトエディション」。ベース車はGLC 220d 4MATIC

 メルセデス・ベンツブランドとしては同時期の2020年8月に、「GLC 220d 4MATIC」に特別仕様車として「ナイトエディション」を発売した。

 ボディカラーにオブシディアンブラック(とダイヤモンドホワイト)を用意。オプションの“AMGスタイリングパッケージ”をベースに、 通常シルバー加飾となるフロントグリル/スポイラー、ウィンドウモール、リアバンパー、ルーフレールなどにブラックカラーを施している。

 これにハイグロスブラックペイントの19インチツインスポークアルミホイールを採用。インテリアにも通常モデルには未設定のブラックレザー表皮シートやトリムにもブラックアッシュウッドなどを採用した。

  ちなみにメルセデスではダーク仕上げのヘッドライトやテールランプ、ウインカーレンズをはじめ、ブラック仕上げの前後バンパーやスペアタイヤカバー、サイドスカート、アンダーボディプロテクションなど、「ナイトパッケージ」というパッケージオプションを用意している。

■全身黒ずくめが流行の最先端であることを裏付ける藤原ヒロシ氏によるマセラティギブリ フラグメント

マセラティの限定車「ギブリフラグメント」。ストリートファッション界のカリスマ、藤原ヒロシ氏が手がけた珠玉の1台
マセラティの限定車「ギブリフラグメント」。ストリートファッション界のカリスマ、藤原ヒロシ氏が手がけた珠玉の1台

 6月24日、マセラティジャパンは、ストリートファッションの巨匠として世界的に知られる藤原ヒロシ氏とマセラティのコラボレーションによって生まれた限定車「ギブリフラグメント」を発表した。

 黒(オペラネラ)と白(オペラビアンカ)の両モデルが用意され、全世界で175台、日本ではオペラネラが36台、オペラビアンカが4台販売される。価格はいずれも1425万円。

 このギブリフラグメントを手がけた藤原ヒロシ氏はデザイン集団「Fragment Design」を主宰し、世界のさまざまなブランドやアーティストとコラボレーションしてヒット作を生み出しているのでご存知の方もいるだろう。

 その藤原ヒロシ氏が全身黒ずくめ(白ずくめもあるが)に目を付けたということは、やはり全身黒ずくめのクルマが流行の最先端であることを裏付けているのではないだろうか。

次ページは : ■まとめ

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