三菱GTOツインターボに約30年56万km愛し続けた秘訣とは【Bestcar Classic オーナーズボイスVOL.9】

■愛車との濃いエピソードを教えてください

 ここ十数年、寒立馬(かんだちめ。青森県下北郡東通村尻屋崎周辺に放牧されている馬のこと)を眺めることにハマっております。

 以前は往復1650kmの距離を日帰りで移動したこともありましたが、最近は、体力的に日帰りは難しくなってきたので、途中で何度か仮眠を挟むようにしています。

 金曜日の夜に自宅を経ち、ある程度のところまで走ったところで仮眠。現地に到着するのは翌朝です。その後、午後まで現地で過ごしてから仮眠を挟みつつ、日曜日の朝に帰宅というサイクルになりました。ロングドライブから帰宅した後の洗車は欠かせません。

青森県尻屋崎周辺に放牧されている馬たち。安藤さんオリジナルのカレンダーも製作するほど魅了されているようです
青森県尻屋崎周辺に放牧されている馬たち。安藤さんオリジナルのカレンダーも製作するほど魅了されているようです

 移動中、音楽(1970年代〜80年代の歌謡曲・ポップスが中心)を聴くこともあるのですが、エンジン音を楽しみたい時もありますし、このあたりはその時の気分ですね。

 ちなみに、高速道路巡航中はクルーズコントロールを使いません。そういえば、これまで1度も使ったことないかも……。

フロントバンパーやサイドのインテーク部分には「勲章の傷」が。もともと重量級のクルマの為、熱による影響やチッピングによる影響は避けられない
フロントバンパーやサイドのインテーク部分には「勲章の傷」が。もともと重量級のクルマの為、熱による影響やチッピングによる影響は避けられない

■愛車に対するこだわりを教えてください

 純正のスタイリングをできるだけ崩さないことです。ちなみに、外観はヨーロッパ仕様、内装は北米仕様となっています。もともとのデザインが好きなので、あまり社外品の部品を取り付けたくないんです。

オリジナルのスタイルを崩すことなく、ヨーロッパ仕様の外観でまとめられた安藤さんのGTO横置きエンジンモデルながら、ロングノーズで全体のバランスが良いフォルムである事に気づく
オリジナルのスタイルを崩すことなく、ヨーロッパ仕様の外観でまとめられた安藤さんのGTO横置きエンジンモデルながら、ロングノーズで全体のバランスが良いフォルムである事に気づく

■大まかな年間の維持費を教えてください(自動車税、オイル関係、ガソリン代などを含めた概算)

・自動車税:5万8600円
・エンジンオイル・フィルター・添加剤は2500kmに交換で約18万円(12回)
・ミッション・トランスファー・デフオイルは1万kmごとで約3万1000円(3回)
・任意保険:3万9570円
・ガソリン代:55万円以上
・高速代:30万3910円
・タイヤ代;約15万円(3万kmごと)

手に入れてから30年経過したとは思えないほど手入れが行き届いているエンジンルーム。赤い吸排気系のパイピングと、青い電装系コードのコントラストが非常に美しい!!
手に入れてから30年経過したとは思えないほど手入れが行き届いているエンジンルーム。赤い吸排気系のパイピングと、青い電装系コードのコントラストが非常に美しい!!

 昨年は例年よりも6000〜10000km多く走ったので、130万円くらい使いました。車検は2年ごとで前回は約15万円、それ以外に何らかのメンテナンスを要するので、2ケタ万円の修理代がかかります。

メーターは交換されており、実際の走行距離は56万kmに迫る。スピードメーターは280㎞のフルスケール仕様だ
メーターは交換されており、実際の走行距離は56万kmに迫る。スピードメーターは280㎞のフルスケール仕様だ

■失礼ながら、これまで大小の故障はありましたか

・トランスミッション:1回目は1速入らず、2回目はオイル漏れ
・オイルクーラーホース
・P/Sレギュレーター
・ドライブシャフトブーツ
・ウォーターランプゲージユニット
・燃料フィルターホース
・P/Sタンク&ホース
・ECU交換他多数…

 ちなみに、現時点でエンジンは2基目、ミッションが3基目、クラッチが4回目。近々、クラッチを交換予定です。10年前に同じ色にオールペンしました。

 毎日通勤でも使っています。暖機は夏は3分、冬は5分くらいやっている。水温が上がるぐらいまでやるように心掛けています。

今となってはこれ自体が貴重といえるパーツカタログも保有
今となってはこれ自体が貴重といえるパーツカタログも保有

次ページは : ■純正部品の入手に苦労していますか?(欠品・製造廃止している部品などご存知でしたら教えてください)

新車不足で人気沸騰! 欲しい車を中古車でさがす ≫

最新号

マツダ6、実は水面下で開発が続いていた!? 注目新車情報、グッズが当たるアンケートも展開「ベストカー4月26日号」

マツダ6、実は水面下で開発が続いていた!? 注目新車情報、グッズが当たるアンケートも展開「ベストカー4月26日号」

終売が報じられたマツダ6はこのまま終わるのか? 否!! 次期型は和製BMW3シリーズといえるような魅力度を増して帰ってくる!? 注目情報マシマシなベストカー4月26日号、発売中!