電気自動車がアガリでいいのか? 人生最後に乗る「アガリのクルマ」

■最後のスポーツカーに、憧れのフェアレディZ!

2021年8月18日に北米で発表された新型Z(ニューヨーク・タイムズスクエア前)。400ps/474Nmを誇る3リッターV6ツインターボのVR30DDTTエンジンを搭載。日本発表は2021年末の予定
2021年8月18日に北米で発表された新型Z(ニューヨーク・タイムズスクエア前)。400ps/474Nmを誇る3リッターV6ツインターボのVR30DDTTエンジンを搭載。日本発表は2021年末の予定

 死ぬまでにもう一度、スポーツカーに乗りたい。子供も巣立った今ならそれが可能かも! と妄想している中高年は少なくないはずだ。

 そんな時、黙って絶対的にオススメできるのは、軽量コンパクトで世界第一級に美しい現行ロードスターなのですが、もうさんざんオススメしてきたので、今回は新型フェアレディZを推したいと思います!

 なにしろZだ。中高年にとってはZというだけで特別。昭和のカッコよさの結晶である。新型は初代へのオマージュ色が濃く、見ただけで若返る。

 しかもエンジンは、ドッカーンとパワーが炸裂する400psのV6ツインターボ! しかもMT! まさに最後にひと花咲かせる感じである。新型Zに乗っておけば、次は自動運転のEVでも人生に悔いなし!

ATもあるが、新車で買える最後のMT車としてアガリのクルマにしたい!
ATもあるが、新車で買える最後のMT車としてアガリのクルマにしたい!

■最後のオープンカーなら、オッサンにも似合う「コペン」

4つの顔を持つコペン。左から順に、コペンセロ、ローブ、コペンGR SPORT、エクスプレイ。購入後着せ替えができる点も大きな魅力だ
4つの顔を持つコペン。左から順に、コペンセロ、ローブ、コペンGR SPORT、エクスプレイ。購入後着せ替えができる点も大きな魅力だ

 全人類に絶対的にオススメできるオープンカーと言えば、現行ロードスターなのだが、すでにさんざん書いてきた。

 それに、ロードスターには欠点がある。

 あまりにもデザインが美しいので、乗っている自分がショボく見えるのだ。ロードスターの幌を、ためらいなく開け放てるオッサンは勇者である。

 その点、コペンなら躊躇はいらない。なにしろコペンはぜんぜんあんまりカッコよくない。どちらかというとそのデザインはお笑い系だ。カッコよくないので、カッコつけてるようにも見えない。

 オッサンが乗ると、これが実によく似合う。誰が乗っても、どこかお笑い芸人みたいに見えて、周囲の目も温かい。

 それでいて、電動で手軽にオープンエアを楽しめる。もちろんサイズも小さいから、おじいさんになっても取り回しには苦労しない。オッサン向きのオープンカーならコペン!

■最後のカッコいいセダン系として「新型シビック」

新型シビックは8月5日に正式発表され、9月3日発売される。今回はセダンはラインナップせず、ハッチバックのみ。ボディサイズは全長4550×全幅1800×全高1415mmと数値では先代よりわずかに拡大
新型シビックは8月5日に正式発表され、9月3日発売される。今回はセダンはラインナップせず、ハッチバックのみ。ボディサイズは全長4550×全幅1800×全高1415mmと数値では先代よりわずかに拡大

 オッサンは、昭和的価値観からどうしても抜けられない。たとえば、E30のBMW3シリーズみたいなコンパクトで端正なセダンが、ものすごくカッコよく見える。若かりし頃、「六本木のカローラ」は超高嶺の花であった。憧れたなぁ~。

 もちろん、現行3シリーズもカッコいいですよ。先代3シリーズはもっとカッコいいです(私の愛車です)。プジョー508もカッコいいよねぇ。カッコいいセダンは、探せばいろいろある!

 でも、新型シビックも、妙にカッコよくないですか? 正確には5ドアハッチバックだけど、あれってセダンの派生形だよね!? 先代シビック5ドアハッチとはぜんぜんフォルムの系統が違う! プジョー508とかBMW4シリーズとかの感じ!

 国産車にああいうカッコいいセダン系のモデルって、他にない! あれを見たら、オッサンの血がたぎってしまう! アガリのひとつ前に新型シビックを! 1.5ターボなら6MTもある! 来年にはハイブリッドも出るそうです。

先代シビックは全体の3割がMTだったという。新車で6速MT車が買えるというのは嬉しい
先代シビックは全体の3割がMTだったという。新車で6速MT車が買えるというのは嬉しい

次ページは : ■ピュアEVへの準備として、「先代プリウスPHV」

新車不足で人気沸騰! 欲しい車を中古車でさがす ≫

最新号

S-FR開発プロジェクトが再始動! 土屋圭市さんがトヨタのネオクラを乗りつくす! GWのお得情報満載【ベストカー5月26日号】

S-FR開発プロジェクトが再始動! 土屋圭市さんがトヨタのネオクラを乗りつくす! GWのお得情報満載【ベストカー5月26日号】

不死鳥のごとく蘇る! トヨタS-FR開発計画は再開していた! ドリキンこそレジェンドの土屋圭市さんがトヨタのネオクラシックを一気試乗! GWをより楽しく過ごす情報も満載なベストカー5月26日号、堂々発売中!