フルノーマルで乗り続けることにこだわり続けて21年! チェイサーツアラーVの真実とは? 【Bestcar Classic オーナーズボイスVOL.11】


■愛車の主治医のどのようなお店ですか?(ディーラー or 専門店等)

 購入当初からお世話になっているネッツ店です。主治医のメカニックさんが優先度に応じて的確なアドバイスをしてくれるんです。21年間、ベストな状態に保っていただき本当にありがとうございます!

TRD製のシフトノブを装備。ゲート式のシフトゲートはツアラー系のみに採用された。シフトゲート周りにも傷1つない完璧な状態だ

■これからも乗り続けるご予定ですか?

 もちろん、免許返納するまで乗り続けます! トヨタとヤマハが作り出した文化遺産とも言える素晴らしいクルマですから。

 貴重なクルマに初年度登録から13年超えているからというだけで重課税をかけるのはおかしいと思います。日本も海外のようにレストア文化を大切にすべきです。

取材中、大切に保管している純正グリルに交換していただいた。普段使っている純正スポーティーパッケージのグリルから交換するだけで印象が激変する

■未来のオーナーのために購入時のチェックポイントや愛車のウィークポイントを教えてください

 初年度登録から20年以上が経過しているクルマなので、少なからず故障する箇所が出始めています。しっかりと定期的なメンテナンスの記録が残っていることが理想です。

 これから中古で手に入れることを検討している方は、ワンオーナー車で極力ノーマルに近い物を探してみてください。オートマなら程度が良い個体が残っている可能性があります。

 1JZ-GTEはとても頑丈なエンジンですが、12万kmを超えたあたりからコンピューターの不具合、オイル漏れやクーラントの漏れが生じてきます。このクルマを長きにわたって維持していくためには予防整備を怠らないことが非常に重要です。

 中古車屋さんでは必ずエンジンを掛けさせてもらって、ハンチングしていないか、マフラーから白煙が出ていないか見てください。手に入れたら真っ先にECUとTCUのキャパシタを交換してください。

 また、タイミングベルトとウォーターポンプ交換時にカムシャフトオイルシールも同時に交換してください。なぜなら、あとから交換すると工賃が余計にかかるからです。

 私の個体は10万kmのタイミングベルト交換直後にカムシャフトオイルシールが切れてエンジンオイルが漏れました。OCV(オイル・コントロール・バルブ)も壊れると非常にやっかいです。手に入れようとしている、あるいは手に入れた個体が10万kmを超えている場合は交換することをお勧めします。

 私の個体は原因を究明するまですごく時間かかりました。ディーラーのメカニックさんも大変だったと思います。他の部品は不調が出てからでも大丈夫です。

これまでの整備に関する明細だけでなく、関連部品も大切に保管している。ほぼ見た目が同じのイグニッションモデル製ミニカーは宝物だ

■あなたにとって愛車はどんな存在ですか?

 家族です。良き相棒、かけがえのない存在です。

 オートマでも凄く速いですよ! 通勤の足としても使っていますし、近所の買い物やホームセンターなどで売られているような大きな荷物も入るので使い勝手がいいです。愛猫もこのクルマに乗ってドライブするのが大好きです。

リアには愛猫ちゃん同乗のステッカーがさりげなく貼られている。唯一?のオリジナルポイントか
愛猫のこたろう(虎太郎)ちゃんもチェイサーツアラーVでのドライブが大好きとのこと。カワイイ!

■取材後記

 憧れのクルマを手に入れた瞬間から少しずつ気持ちが冷めていき、2年に1度の車検やニューモデルがデビューするタイミングで買い換えるケースは珍しくありません。

 しかし、ひでぼーさんは憧れを現実にしたその日から今日までの21年間、まったくブレることなくチェイサーツアラーVに想いを寄せ続けています。

 この個体を手に入れる前に作成された見積もり書をはじめ、あらゆる書類をファイリング。壊れた箇所をすべてディーラー任せにせず、時にはハンダごてを使って直してしまうというひでぼーさん。

 とうの昔に生産終了になったモデルに使われていた純正部品が再生産されるサービスが、ここ数年、ようやく日本の自動車メーカーでも行われるようになりました。

 決して簡単なことではないことは承知のうえで、ひでぼーさんのような一途なオーナーさんのためにもツアラーシリーズをはじめとするさまざまなクルマの純正部品の再生産する機運が高まることを願ってやみません。

走り去る姿が実にサマになる。古さを感じさせないデザインが若い世代のクルマ好きにも人気の理由かもしれない

【画像ギャラリー】フルノーマルこそ最高!21年前のチェイサーとは思えないオーナーさんのこだわりとは?

最新号

ベストカー最新号

新型クラウンの「新着」情報SCOOPに加え、2つの見逃せない大型特集!! ベストカー6月10日号

発売中のベストカー6月10日号は次期型クラウンの「新着」情報SCOOPに加え、2つの大型特集が絶対的に注目です! 「注目車の〇と×」特集なんて、20数台の〇と×をズバリ評価。他誌ではない企画です。BC名物の「乗り心地テスト」企画も復活しています!

カタログ