洗車しないのが究極奥義!? 1960〜90年代旧車オーナーの洗車事情とは


■現代車オーナーも参考になる? 旧車オーナーたちが愛用する洗車グッズ

洗車しないのが究極奥義!? 1960〜90年代旧車オーナーたちの洗車事情とは
ボディを水で濡らしたくない。でも、愛車をきれいな状態にしておきたい。旧車オーナーならではの悩みはつきない

 今回、取材させていただいたオーナーを含め「水洗いをしなくても洗車した効果が期待できる」グッズを挙げてみた。

 どちらかというと「ボディの磨き傷ひとつ耐えられない」や「○○○社以外の洗車用品は使わない」といったこだわり派より、旧車オーナーやお手軽に愛車をきれいにしたいユーザー向けのセレクトといえそうだ。


◎フクピカ(SOFT99)/実勢価格:1500円前後(12枚入り×3パック)
 洗車マニアから洗車嫌いまで、幅広いユーザーにおすすめできるアイテムのひとつがフクピカだろう。発売開始が1998年とのことで、23年もの歴史がある定番&ロングセラー商品だ。

 「水なし洗車&ワックス」の触れ込みどおり、サッと拭くだけでボディの汚れ除去だけでなく、ワックス効果も得られる。筆者も、ドアパネルやリアゲートの内側、エンジンルームなど、洗車時にすみずみまで使っている。

 シンプルながら使い勝手は抜群。ネット通販はもちろんのこと、カー用品店はもとより、場所によってはコンビニの店頭でも売られているフクピカ。価格の安さと入手のしやすさも魅力だ。

フクピカの発売開始は1998年。いまや23年もの歴史がある定番&ロングセラー商品だ


◎ガラス・ボディクリーナー グラスターゾルオート(PiKAL)/500円前後(1本あたり)
 タクシー業界およびベテランの旧車オーナーに愛用者多し。それもそのはず。エアゾールタイプの発売は1958年(昭和33年)というから、すでに60年以上の歴史を持つ超ロングセラー商品。もはや洗車グッズのレジェンド的存在といえる。

 ボディやガラスにスプレーしてきれいな布等で拭き取るだけで汚れが除去できる。ただ、スプレー式なので、手が届きにくい箇所などはウェスにスプレーして汚れを拭き取るなど、使用する際にはちょっとした工夫が必要な商品ではあるが、愛車がきれいになることを考えれば手間のうちに入らないだろう。

 ネット通販はもちろんのこと、ほとんどのカー用品店で入手可能。実勢価格が500円前後と、お財布に優しいのも嬉しい。

グラスターゾルオート(エアゾールタイプ)の発売は1958年(昭和33年)というから、すでに60年以上の歴史を持つ超ロングセラー商品なのだ!


◎ゼロウォーター(シュアラスター)/実勢価格:2400円前後
 こちらもネット販売だけでなく、多くのカー用品店(コストコの店頭でも売られていた)で入手可能な「シュアラスター ゼロウォーター」。発売開始は2010年。いまや親水系/撥水系など、用途に応じた幅広いバリエーション展開も魅力だ。

 ボディが濡れた/乾いた状態(ただし汚れが除去してある前提)どちらでも使用可能。

 当時のプレスリリースによると「繰り返し使用することで、艶が深まっていき、汚れも付きにくくなるとしている」との触れ込みだが、筆者も10年ほど前にユーノスロードスターを所有したいた時から愛用しており、使うほどにボディーの艶が増していく効果を実感している。

 実勢価格は2400円前後とちょっとお高めだが、専用のクロスが付属しており、中型車であれば約6台分の施工が可能だ。

2010年に発売されたシュアラスター ゼロウォーター。いまや親水系/撥水系など、用途に応じてさまざまなバリエーションを展開中


◎VAC バリアスコート(ワコーズ)/実勢価格:3500円前後
 「オートバイ・自動車のボディやホイール・レンズ類・スクリーン類・ヘルメット・シールド等(ミラーシールド加工等の特殊コーティングしているものを除く)、金属・樹脂塗装面の洗浄・保護・コート」と、幅広い用途に使える多用途コーティング剤。持続力は最長6ヶ月。

 発売開始は2008年。実勢価格は3500円前後とお高めだが、ガラス系コートの施工効果が期待でき、これ1本で幅広い用途に使える点、さらに専用のクロスが2枚付属しているあたり(1枚目が汚れてきたらすぐに2枚目に移行できるなど)、面倒くさがりのユーザーにもオススメだ。

2008年に発売されたVAC バリアスコート。ガラス系コートの施工効果が期待できるだけでなく、幅広い用途に使える多用途コーティング剤だ


◎毛ばたき(オーストリッチ毛)/実勢価格:10,000円前後
 オーストリッチ、いわゆるダチョウの毛で作られた毛ばたきだ。ガレージ保管といえも、ボディ表面に埃がつくのは避けられない。屋外保管で、ボディーカバーともなればなおさらだ。

 そこで、ボディ表面に付着した埃などを優しく除去するのに最適なのがオーストリッチ毛の毛ばたきというわけだ。

 毛ばたきにもさまざまな種類があるが、オーストリッチ毛は総じて高価。安くても7000円前後。高額なものだと数万円というものもある。

 とあるコンクールドデレガンスに優勝したオーナー(ガレージ保管)曰く、普段の手入れは「オーストリッチ毛の毛ばたきを2本用意して、片方はボディーの埃取り専用。もう片方はポンポンと叩き合わせることでボディ用の毛ばたきの汚れを落とす専用」と使い分けているという。

 初期投資は高くつくが、長く使うことで元を取る方法もありかもしれない。

オーストリッチ、いわゆるダチョウの毛で作られた毛ばたきは他の類似品よりも群を抜いて高価だ。ここで妥協するか、こだわるかが悩みどころだ

■結論:旧車オーナーは水洗いを避けて洗車するのが得策

洗車しないのが究極奥義!? 1960〜90年代旧車オーナーたちの洗車事情とは
オーナーによってさまざまな考え方、愛車との接し方があるだろう。最終的にはオーナーの考え方次第だが、結論としては「水洗いを避けて洗車する」のが妥当といえそうだ

 最終的には現オーナーの考え方次第だが、結論としては「水洗いを避けて洗車する」のが妥当といえるだろう。特に古い日本車の場合、ゴム類が製造廃止になり入手できないケースが多い。劣化していても代替品がないから使い続けるしかないのが現実だ。

 また、ボディの水抜きの穴に汚れが蓄積して目詰まりを起こしたり、もともとの設計上、うまく水流れず特定の場所にたまってしまうケースもあるようだ。

 その結果、逃げ場を失った水がボディの特定の場所に蓄積され、錆を誘発する要因にもなりかねない。

洗車しないのが究極奥義!? 1960〜90年代旧車オーナーたちの洗車事情とは
親子で洗車・・・も楽しいひとときだが、他にファミリーカーがあるご家庭であればそちらで実践したほうがよさそうだ

 そうなると、究極の洗車は「洗車をしない」ことだろう。とはいえ、屋外をホンの10分でも走行すれば、大気中の汚れはもとより、時期によってはスギ・ヒノキ等の花粉がボディに付着する。水洗いの工程をすっ飛ばしていきなりボディの汚れを拭き取るとなると、ある程度の磨き傷は避けられない。

 そこで、前述のように1本1万円前後もする毛ばたきを2本用意して、優しくボディに付着した埃や不純物を除去するといった涙ぐましい努力をしているオーナーも実在する。

 ボディのコンディション保護を最優先にするなら、多少の磨き傷は目をつぶり「ある程度きれいになればそれでOK」くらいの、良い意味での寛容さや割り切りが必要なのかもしれない。

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