■セカンドグレードタイヤはむしろメリットも多い!!
サーキット重視のグリップはいらない、でも、エコタイヤや普通のタイヤが欲しいんじゃない!! という人にオススメなのが通称セカンドグレードタイヤ。ADVAN FLEVA V701やPOTENZA Adrenalin RE003だ。
サーキットでのグリップ力は、スポーツラジアルタイヤには及ばないが普通のタイヤよりは遥かに上。減りはスポーツラジアルより遅い。製造を国外で行っている場合もあり、価格も安い。たまにサーキットを楽しみたいとか、ワインディング・ロードを気持ちよく走りたい人にはベストマッチのタイヤなのだ。
また上達したい人にもオススメしたいのがこのカテゴリーのタイヤ。上達するにはたくさん走れることが大切だが、エコタイヤなどでサーキットを走るとトレッド面が剥離したりして、逆にすぐにダメになってしまうことが多い。また、グリップを失ったときの回復が遅いので、クラッシュの危険も高まる。
「クソタイヤでひたすら走れ!!」というのはウサギ跳びで校庭3周のような、前時代的な練習方法なのだ。
セカンドグレードタイヤならグリップ力が高すぎないので、タイヤに頼った強引なドライビングではクルマはいうことを聞いてくれない。
しかし、ミスしてグリップを失っても回復は早いし、サーキットでも減りは少ないし、街乗りもワインディングも安心して走れる。ある程度スキルが行き詰まった人が、基本に立ち返るという意味で履くのもオススメ。
スポーツラジアルはひと昔前のSタイヤどころか、レーシングタイヤに匹敵するほどのグリップ力を持つと言われる。ゆえに、ラフなドライビングでもアラが出にくい。上達向きのタイヤこそセカンドグレードなのだ。
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