いいタイヤでどんどん走れ!! スポーツラジアルタイヤ各社の傾向


■高いグリップがすぐに得られるEAGLE RS SPORT

グッドイヤー EAGLEシリーズのRS SPORT S-SPEC。冷間時からの温まりが早く、真冬のサーキットでも序盤から不安なく走れる

 グッドイヤーのEAGLEシリーズのホットモデルはRS SPORT S-SPEC。もともとダンロップのDIREZZAと兄弟モデルとも言えるもの。住友ゴム工業(ダンロップ)とグッドイヤーがアライアンス契約を結んでいた頃(現在は解消)に登場したモデルで、コンパウンドや構造などもかなり近いものだった。

 しかし、明らかにRS SPORTの方が冷間時からの温まりが早い。真冬のサーキットでもコースインした翌周から明確にグリップが感じられ、不安感なく走れると人気に。

 エンジンが熱を持って連続周回でパワーダウンしやすいロータリーエンジンのRX-8では、エンジンがフレッシュなうちにアタックできると高い人気を誇った。

 グリップ力はDIREZZA Z IIIと同等だが、ピークが来るのが早く、熱ダレしていくのもやや早い。扱いは難しくなく、すぐにブワッとタイヤが温まってグリップが上がり、ステアリングが重く感じられるのは感動的でさえあるほど。タイヤがいつ温まったかわからない人にはぜひ体験してもらいたい。

■セカンドグレードタイヤはむしろメリットも多い!!

POTENZA Adrenalin RE003。セカンドグレードと呼ばれるタイヤで、グリップ力はスポーツラジアルタイヤには及ばないが普通のタイヤよりは遥かに上で、スポーツラジアルより価格も安い

 サーキット重視のグリップはいらない、でも、エコタイヤや普通のタイヤが欲しいんじゃない!! という人にオススメなのが通称セカンドグレードタイヤ。ADVAN FLEVA V701やPOTENZA Adrenalin RE003だ。

 サーキットでのグリップ力は、スポーツラジアルタイヤには及ばないが普通のタイヤよりは遥かに上。減りはスポーツラジアルより遅い。製造を国外で行っている場合もあり、価格も安い。たまにサーキットを楽しみたいとか、ワインディング・ロードを気持ちよく走りたい人にはベストマッチのタイヤなのだ。

 また上達したい人にもオススメしたいのがこのカテゴリーのタイヤ。上達するにはたくさん走れることが大切だが、エコタイヤなどでサーキットを走るとトレッド面が剥離したりして、逆にすぐにダメになってしまうことが多い。また、グリップを失ったときの回復が遅いので、クラッシュの危険も高まる。

 「クソタイヤでひたすら走れ!!」というのはウサギ跳びで校庭3周のような、前時代的な練習方法なのだ。

 セカンドグレードタイヤならグリップ力が高すぎないので、タイヤに頼った強引なドライビングではクルマはいうことを聞いてくれない。

 しかし、ミスしてグリップを失っても回復は早いし、サーキットでも減りは少ないし、街乗りもワインディングも安心して走れる。ある程度スキルが行き詰まった人が、基本に立ち返るという意味で履くのもオススメ。

 スポーツラジアルはひと昔前のSタイヤどころか、レーシングタイヤに匹敵するほどのグリップ力を持つと言われる。ゆえに、ラフなドライビングでもアラが出にくい。上達向きのタイヤこそセカンドグレードなのだ。

【画像ギャラリー】普段乗りもサーキットも楽しめる一石二鳥タイヤ!! スポーツラジアルタイヤで軽快に走る!!