ホンダ オデッセイ 生産終了発表で変動あり!? 中古車相場はどうなったのか

オデッセイ歴代モデルの中古車市場に変化があったのか

写真は2020年マイナーチェンジ後のモデル
写真は2020年マイナーチェンジ後のモデル

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 現在、オデッセイの中古車は約2950台流通していて、平均価格は約175万円だ。生産終了発表直後の2021年7月時点の平均価格を見てみると約184万円だったので、9万円ほどの値落ち幅を記録。S660の生産終了の時のような中古車相場の高騰は起きなかった。それでは、オデッセイの歴代モデルの中古車相場を見てみよう。

 まず、初代モデルの中古車は約9台しか流通しておらず、平均価格は約40.3万円。価格帯は約32.5万~約68万円だ。2代目モデルは約17台流通していて、平均価格は約33.7万円。価格帯は約9万~約108万円となっている。

 立体駐車場に対応した優れたパッケージが特徴の3代目モデルからは約297台とグンと流通台数が増加。平均価格は約31.8万円。価格帯は約7.7万~約121万円と2代目モデルと差がない状態だ。4代目モデルの中古車の流通台数は約591台と先代モデルより倍増。

 それでも平均価格は約51.4万円と割安感が高く、中古車の価格帯は約15万~約147万円だ。そして現行モデルの中古車は約1985台と圧倒的に多く、平均価格は約216万円。中古車の価格帯は約50万~約497万円となっている。

 最近になってすでにオーダーを受け付けていない2.4Lガソリンエンジン搭載車の高年式の未使用中古車が大量に中古車市場に出回っている。そういったクルマも新車の乗り出し価格より安くなっているので、今後も値上がり傾向にはならないと考えられる。

 ただし、エポックメイキングな初代や2代目の流通台数は少ないものの、値上がり傾向となっており、今後は要注意だ。また、現行モデルは運転支援システムのホンダセンシング搭載車が多く流通しているので、安全性を重視するユーザーには歓迎すべき状況だ。

 1994年に登場し、約27年間ファミリィカーの王道車種として君臨してきたオデッセイ。現在のミニバンブームの火付け役だったクルマが姿を消すというのはファミリーカー=ミニバンという時代の終わりの始まりなのかもしれない。

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