なぜ売れないホンダ フィット不振の理由を大調査!!! 原因は「N-BOXにあり」!!?


【調査3】昨年のカー・オブ・ザ・イヤー「フィットに10点」入れた評論家のみなさんを直撃!

登場直後の昨年3月はヤリスの前を走る勢いがあったが……

●出色の完成度がアダになった……/岡本幸一郎

 まぁ、クルマが売れるかどうかはデザインと価格につきると思っています。その点、フィットはデザインも悪くないと思うし、価格も内容を考えると納得できる。でも、そう思わなかった人が大勢いるということでしょう。

 僕自身は本当に心地よく使えて乗るたびに感心していて、このクラスで出色の完成度だと今でも思っていますよ。

 でも、それがアダになったというか、よすぎてコンパクトカーらしいとっつきやすさを、むしろ損ねた感もあります。

 そこにタイミング悪く、同門で新型ヴェゼルが登場。ユーザーの興味がそれに向いている状況も、フィットが伸び悩む要因でしょうね……。

●同門のスライドドア車に屈した!?/まるも亜希子

 フィットは間違いなくいいクルマです。でも、ホンダには7年連続で年間販売台数トップのN-BOXがいて、トップ10常連のフリードもいる。共通するのは「スライドドア」という武器で、販売店でも売りやすいわけです。

 さらに購入層のボリュームゾーンである40代以上には、「元気な走り」をコンパクトカーに求める人が多い。モデューロXを、もっと大々的にPRすべきですよね。

 ただ、後席やラゲッジが広くてファミリーでも使えるコンパクトとして考えるなら、真のライバルは日産ノート。とすると、まだそんなに販売台数では差はついていないような(?)。がんばれ、フィット!


【番外コラム】炎の男・遠藤 徹氏に聞く「販売最前線で今何が起きてますか!?」

 フィットが苦戦を強いられているのは、数字を見ても明らか。今年1〜9月の登録累計は4万2838台で前年同期に比べて44.1%もの大幅なマイナスとなっている。直近データの9月単月では3730台。前年同月比で52.2%と半減。ライバルのアクア、ヤリス、ノートに大きく引き離されているのが現状だ。

 要因としてあげられるのは「デザインの没個性化」と「半導体や部品の供給遅れによる納期の先送りで不人気に」。が、後者はなにもフィットに限った話ではないはず。

 エクステリアデザインはシンプルすぎて特徴がない。これが消費者に刺さらないのだろう。またヘッドライト下部にラウンドさせたU字型のデイライト、これが格好悪いと敬遠する声も多い。

 納期の遅れは、受注した分が多数のバックオーダーとして登録できない状況で、全グレードの納車待ちが3カ月先送りになっている。さらに需要一巡期に入り、モデルに新鮮味がないのも、低空飛行の要因だ。

 加えてフィット発売のあと、2020年11月24日にノートが登場し、今年6月15日にはオーラも誕生。今年7月19日にはアクアがフルモデルチェンジし、9月の月販では1位に。さらにトヨタ全系列店扱いになったヤリスの販売力は大幅に増強……。ライバルたちの勢いが販売最前線でもヒシヒシと伝わる。

*   *   *

 ……と、多方面からの意見をまとめると、フィット販売の苦戦は、

1)柔らかすぎるデザイン。
2)特に顔がインパクトなし。
3)N-BOXに客が流れる。

 ……どうやらN-BOX要因が有力か(!?)

【画像ギャラリー】ぼっ、ぼっ、ぼくらはフィット調査団!! フィットが売れない原因はどこにある!?(16枚)画像ギャラリー

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