50周年&復活記念! 誰が何と言おうと!! スーパーカーといえばランボルギーニ カウンタック一択!!! なのだ!!!!

■断定証言!! カウンタックこそ神だ!

●三つ子の魂百まで(TEXT/関口 英俊)

関口さんは19歳の時にロータス・ヨーロッパTCを買い、その後ヨーロッパS2にチェンジ。1990年にジャガーEタイプを購入。1996年にはアパート暮らしをしながらディーノを入手し、そして念願のLP400をゲット!
関口さんは19歳の時にロータス・ヨーロッパTCを買い、その後ヨーロッパS2にチェンジ。1990年にジャガーEタイプを購入。1996年にはアパート暮らしをしながらディーノを入手し、そして念願のLP400をゲット!

 輸入車専門のボディショップ『ガレージRUN&RUN』の関口代表が所有するオレンジ色のカウンタックLP400は、スーパーカーブーム全盛時、シーサイドモーターによって輸入された、日本上陸3号車。そう、さまざまなショーで雄姿を披露した、あの自動車世界遺産=神そのものである!

 昭和40年生まれで、大のスーパーカーファンだった関口少年は、池沢早人師(当時、さとし)氏の漫画『サーキットの狼』に心酔。ブーム前夜からスーパーカーを追い求め、街をパトロールしていた。

 地元は葛飾区だが、世田谷区(目黒通り周辺)まで遠征することもあり、店頭や道で遭遇したスーパーカーの写真をせっせと撮っていた。

 そのようなスーパーカー漬けの毎日のなかで、オレンジ色のLP400と出会う機会もあった。1977年に実施された、筑波サーキットでのスーパーカーフェスティバルや、東京・晴海で開催された、かの有名なサンスタースーパーカーショーである。

かつてレーシングサービスデイノの切替氏が所有していた、マセラティ・ボーラの前でパチリ。関口少年は土浦市にも遠征していた
かつてレーシングサービスデイノの切替氏が所有していた、マセラティ・ボーラの前でパチリ。関口少年は土浦市にも遠征していた

 社会人になると、スーパーカーのために猛烈に働き、まずロータス・ヨーロッパを購入。その後スーパーカーを扱う板金職人になり、多くのスーパーカーを乗り継いだ。

「1998年にF355を買ったら、ある人から『オレのクルマと交換しないか?』と言われたんですよ。それが、子どもの頃から憧れていた、あのLP400でした」

 まさにわらしべ長者。スーパーカーブーム後も情熱が醒めず、スーパーカー道を突き進んだ関口氏のことを、自動車の神様はしっかり見ていたのである!

●地上の帝王です!!(榎本 修氏)

中古フェラーリ専門店『コーナーストーンズ』代表の榎本修氏は、これまでカウンタックを2度所有。子供の頃の夢を果たした!
中古フェラーリ専門店『コーナーストーンズ』代表の榎本修氏は、これまでカウンタックを2度所有。子供の頃の夢を果たした!

 横浜市で中古フェラーリ専門店『コーナーストーンズ』を経営する榎本修氏は、実は「カウンタック命」の男である。

「小5の頃は、カウンタックだけが神で、あとは全部ザコだと思ってました」

 店ではフェラーリを中心に扱っているが、心の中は「カウンタック命」のままだ。

「カウンタックは地上の帝王です! カウンタックの前では、どんなクルマも霞んで見えますよ、ウフフフフ〜!」

●サンバルギーニ・コカウンタック!!(福田 博之氏)

「片側だけですがスイングアップドアも開きます。ヘッドライトもリトラクタブルです」と語ってくれた福田さんは、右ページの関口さんと同じ昭和40年生まれ。往年のTVアニメ、『マッハGoGoGo』に登場したマッハ号も自作!
「片側だけですがスイングアップドアも開きます。ヘッドライトもリトラクタブルです」と語ってくれた福田さんは、右ページの関口さんと同じ昭和40年生まれ。往年のTVアニメ、『マッハGoGoGo』に登場したマッハ号も自作!

 群馬県で自動車整備工場を営んでいる福田さんは、「サンバルギーニ・コカウンタックLP360」を、造った有名人である!

「小学校高学年の時にスーパーカーブームがあり、たまたま町で開催されたスーパーカー展示会に連れて行ってもらいました。

 そこで初めて見たカウンタックは、平べったくて、とがっていて幅広くて、ドアが上に開くことにも衝撃を受けました。その時からカウンタックが大好きになりました。

 大人になったら乗りたいな、いつか欲しいなと思っていましたが、知れば知るほど、とても手に入るようなクルマではないことが、わかりました……」

 しかし、福田さんは、あきらめなかった。

「機械やクルマが好きでその道に進み、二十数年が経ったある日、車体の側面にクルマの絵を描いた軽バンに遭遇して、自分もやってみようと思ったんです。乗っていた箱バンの横にエアブラシを使って描いたのは、憧れのカウンタック!

 バンの長さに納まったカウンタックの絵を見て、一人くらい乗れそうだな……と思い、そうだ、本物は買えないから自分で造ろう! 造るなら小さくてカワイイ、軽自動車サイズにすれば維持費も安いだろうと考えました」

 造るにはベース車両が必要。ベースに選んだのは……、

「ベースはスバル・サンバーにしました。リアエンジンでフロントを低くできるし、フレームに足まわりも付いてくるから、造りやすいと思ったわけです。試行錯誤しながら仕事の合間に造り続けて3年3ヶ月。ついに小さなカウンタック=コカウンタックが完成しました。カウンタックは永遠の憧れです!」

次ページは : ■カウンタックは不滅のアイコンである

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