■最上級グレードEXECUTIVEはレクサス現行ラインナップで最高価格更新
まずは最上級グレードの「EXECUTIVE」の見積もりをご覧いただこう。車両本体価格は堂々の1800万円。現行レクサス車のなかで最高値だ。
これにレクサスボディコート(13万2000円)、ドライブレコーダー(9万5700円)、フロアマットタイプA(9万7900円)の付属品計32万5600円、税金・保険料諸費用込みの価格は1899万7510円となった。
日本では「EXECUTIVE」とされるVIPグレードは、LX初の独立4シーターとなる。助手席の後ろにオットマンを備え、最大48度までリクライニングするリアシートと、後席センターコンソールによる快適装備のコントロール、専用チューニングのサラウンドシステムまで用意される、オフロードでもショーファードリブンが楽しめるクルマだ。「どんな道でも楽に・上質に」という新型LXのコンセプトをまさに実現した象徴的なグレードとなっている。
ディーラーマンいわく、「このシートはNASAと共同開発されたもの」とのこと。また室内では天井から包み込まれる空調が装備され、ミストが噴射されて冷涼感が得られたりもするとのことだった。
お値段はLS500hの最上級グレード、EXECUTIVE Advanced Drive AWDの1792万円をわずかに上回り、レンジローバーのエントリーグレード(1637万円)より高い。
いただいた見積もりのローンの想定では、1800万円を実質年率4.1%の60回ローン、最終回の支払いを900万円に設定にして計算すると、初回支払額が20万3652円で毎月の支払いが19万9000円、総支払額は2079万7852円となる。5年落ち時点で、900万円でクルマが売れるという想定はレクサスLXならではかも。
5年後に半額の残価を設定しても毎月のローン支払いだけで20万円、5.7L、V8エンジンから3.5L、V6ツインターボにダウンサイジングしても燃費もそれなりでガソリン代もバカにならず、車両保険も高額になることが予想されるので、相当のメンテナンスコストがかかるといえるだろう。
■前後デフロックと専用デザインを備えるグレード、OFFROAD
新型ランドクルーザー300のGR SPORTと同様に、新型LXにもスポーティなOFFROADというグレードが設定される。悪路走破性を高めるための前後デフロックとオフロード色を強めたデザインを備える。
スピンドルグリル、フォグランプグリル、18インチ2インチダウンされたアルミホイール、ドアミラー、ルーフレール、ドアハンドル、ウインドモールなどがブラックアウトされており、リアバンパーも形状が異なっていた。
OFFROADの見積りは以下の通り。車両本体価格は1290万円。レクサスボディコート、ドライブレコーダー、フロアマットの付属品合計が35万9700円、税金・保険料その他費用込みの価格は1380万6410円。
ローンの想定は、1300万円を実質年率4.1%の60回ローン、最終回の支払いを645万円に設定。初回支払額は14万9914円で毎月の支払いが14万1100円、総支払額は1501万5714円となる。
このスポーティなグレードはややランドクルーザーと被るキャラクターということもあって、やや営業的には難しいグレードであるというニュアンスの話を聞いた。
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