2022年もまだまだ人気のSUV。スポーティでありながら普段使いにも便利で、買えばなんだか幸せな日々が待っているような気がする。
だが、がんばって高級SUVを買ったはいいがサイフはカラッポ、クルマに乗ってどこかに行っても飲まず食わずで帰ってくるのでは面白くない。
現実的に手頃な価格、例えば予算300万円台でSUV購入を考えた場合、どんなクルマ選びができるのか!?
寒い季節はこれからが本番。ここは雪道での安全性を考えた上でチョイスしてみよう!
※本稿は2021年12月のものです
文/国沢光宏、写真/ベストカー編集部 ほか
初出:『ベストカー』2022年1月10日号
■値札に惑わされるな! 補助金を賢く活用
300万円台で買えて雪道でも安心なSUVと言われたら、もはや0.1秒たりとも迷うことなく「RAV4 PHVかアウトランダーPHEVでしょう!」になる。こう書くと両方500万円近いから300万円台じゃない、と思うかもしれない。確かに車両価格だけ考えたら限りなく500万円と言ってよい。
しかぁし! 2021年度の補正予算で100V電源を引き出せるPHVは国から50万円の補助金が出るようになった。となれば450万円だ。
この金額でもハイブリッドやディーゼルより有利。1日50kmくらいまでならガソリン代より圧倒的に安価な電気で走るからだ。5万kmくらい走るとガソリンと電気のエネルギーコスト差だけで30万円以上になる。
加えて自動車税などの優遇措置もあるため、実質的に400万円を切るSUVと同じくらいの総合出費の領域へ。さらに自治体で補助金を出しているケースが多い。東京都など個人でPHVを買えば45万円の補助金が出る。こうなると車両価格はいよいよ300万円中程相当だったりする。
この2車種、絶対的な動力性能は4L級のガソリンエンジン搭載車を凌ぐし、後輪に大きな出力を持つモーター搭載の4WDだから、滑った時だけ後輪を駆動するタイプより強い。
アウトランダーPHEVなんかランエボみたいな駆動力配分をしており、雪道でアンダー知らず。そもそもモーターは走り出し時のパワーコントロールを精密にできるため、エンジン車よりその点も有利。納期は長いが、2022年度も補助金はあります。
PHVなんか嫌いだ、というのなら、トルクフルなディーゼル+世界最強の生活四駆であるCX-5か、元気一杯のRAV4アドベンチャー・オフロードパッケージなどいかがだろうか。
CX-5、燃費いいし、マツダの2.2L直4直噴ターボSKYACTIV-Dの完成度が素晴らしく高い。
RAV4のオフロード・パッケージは走破性能の高い4WDに悪路走行を考慮したサスペンションチューニングとオールテレーンタイヤを組み合わせている。日本一カッコいいSUVだと思う。
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