■過去30年賃金横ばいの日本……なのになぜ値上げする!
首都高だけでなく、他の物価、いや全体的な給与所得などが上がっているのなら話は違うが、日本の平均賃金はG7(アメリカ、ドイツ、カナダ、イギリス、フランス、イタリア、日本)中最低となっている。
さらに最悪なのは、過去30年間、日本だけが賃金の横ばいが続いているということ! 他所の国、例えばアメリカは1.42倍、イギリスは1.48倍、ドイツは1.34倍、フランスは1.35倍、カナダは1.33倍、と平均賃金は伸びている(いずれもコロナ禍前の2019年までの30年間の推移)。
日本だって、平均所得が1.4倍も上がっていれば、30年前の首都高料金700円が、1.4倍の980円になっても納得できる。
100歩譲って、10年前の900円が1.4倍の1260円になっても許容できるが、コロナ禍で景気が低迷しているこのタイミングで、普通車上限料金を1950円に値上げするというのは許されることなのだろうか?
GoToトラベル云々より、首都高を含めた高速道路全体の値下げを真剣に考える方が先だと思う。「偉い人にはそれがわからんのです」というやつか? それでは困るのだが……。
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